ギ.ソルマン 『悩める第三世界』
ギー.ソルマン氏は大学時代に本を読み、いまだにその魅力の虜になっている著作家の1人です。
開発経済学についての研究で、非常に明快な論理が印象に残っています。
この本のみならず、氏の他の本でも同様に、現地に実際に赴き、そして得た情報や知識をも盛り込み、それのみならずこれまでに蓄積した自分の論理をも取り入れて練り上げたので非常に興味深く読んでしまうのです。

この本で述べられているのは、南米、アフリカ、社会主義国家といった開発や経済成長が上手くいっていない国々のことについてですが、これらの国々の経済が上手くいってないのは、政策に問題があるからであると結論付けているのです。
だからといって、その政策が上手くいけば、これらの国の経済は上手く立ち回るとは短絡的には結論づけてはいませんが…。
その政策は、国内の為政者の場合もあれば、開発援助をする国の為政者の場合もあります。
貿易における誤り、国内政策における誤り、社会主義政策による根本的な誤りと、色んな国の誤りを挙げていますが、その内容は国によって違います。
その内容については、本書を読んで頂くのがいいでしょう。
これら例を挙げている国の開発によって、富む人は大いに富み、貧困にあえいでいた人は更に貧困にあえぐ結果になっていることが明白です。
また人種や宗教や言語の違いによって、国の資産階級になれるかどうかも決定されてしまっていることもこの本を読んで明らかでした。

この状態を打破するには、資産階級がそれを自ら打ち破る努力をしないことには無理でしょう。
そのような行動に出るには、やはりそういった倫理を育む教育が大事でしょうし、その媒体となる本や史料も必要でしょう。
まず一番大事なのは、貧困にあえぐ人たちの感情を体感せずには無理ということでしょう。
しかし、それをあえて自分からしようという人はかなり少数派でしょう。
日本が戦後、持てる者と持たざる者との格差が世界一小さかったのは、そのような感情を国民全体で体感できたからでしょう。
しかし、持てる人たちの子孫が、そうでない人たちの感情を分かち合うことなく成長してしまったがゆえに、今の日本は格差が広がっている原因の1つにもなっているのでしょう。
その格差が文化にまでなり、それが長年定着してしまうと、かなり変換は難しいということが、いろんな本を読んでわかりました。
中国の黒社会では、犯罪が当然のようにおこなわれている。
自分が儲かるためなら、法を犯しても構わないというようなモラルが文化として定着してしまっているがゆえに、いまだ人治主義の国であるのだし、社会主義はヒューマニズムを満たすものではない、ということが90年以降に喧伝されても、いまだそれがなくなる傾向は見れないのです。

これまで学んだことをひけらしてもらいますと、経済発展には、国内に言語は少ないほうが円滑にでき、道路が整備されていることで物の流通が円滑にもなり、人々が毎日勤勉に働くモラルが醸成されていて、更にものづくりを向上させる意気がある、といったことが条件になります。
それに加えて、人々が働くのに適正な気候でなければ、それらは無理な話しなのです。
熱帯や亜熱帯といった国では、そういった国内の整備もできていないですから、これからそれらをするには途方もないお金と時間がかかるでしょう。

教育を施すにも手間と時間と資源がかかるのは明白です。
しかも、ものすごく暑くて、毎日昼には何時間も寝なくてはとてもすごせないというような国では、働くことも、また教育も施すことは無理な話しであることは明白です。
それを先進国が対外援助などをしても、雀の涙にしかならないですし、そういった援助は多くの場合、資産階級や政治家、官僚を豊かにするだけになってしまう傾向が強い事は、これまでの研究で明らかです。
南米やアフリカ、はては社会主義を選択した国々の経済が上手く立ち入ってないのは気候のせいであることが大いに関係している。
しかし気候だけはどうにもできない話であることは明白ですね。
また言語や宗教、人種を統制するのはまず不可能事に近いです。
これらの国々は、誤った政策ゆえに…というのは短絡的と言えるでしょう。
他人事として考えるのではなく、少なからず自分にも関係のあることとして考えてもらうために、こういった本は出ているのですが、やはり人縄筋ではいけないのも明白です。
そんなことを考え、自分がこのような国やそれらの国の人たちとどんな関係を築くべきかを模索していこうと思いました。
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※ギー.ソルマン氏の本について紹介したページ
↓
『幻想の帝国』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/153015446.html?1605921757
開発経済学についての研究で、非常に明快な論理が印象に残っています。
この本のみならず、氏の他の本でも同様に、現地に実際に赴き、そして得た情報や知識をも盛り込み、それのみならずこれまでに蓄積した自分の論理をも取り入れて練り上げたので非常に興味深く読んでしまうのです。
この本で述べられているのは、南米、アフリカ、社会主義国家といった開発や経済成長が上手くいっていない国々のことについてですが、これらの国々の経済が上手くいってないのは、政策に問題があるからであると結論付けているのです。
だからといって、その政策が上手くいけば、これらの国の経済は上手く立ち回るとは短絡的には結論づけてはいませんが…。
その政策は、国内の為政者の場合もあれば、開発援助をする国の為政者の場合もあります。
貿易における誤り、国内政策における誤り、社会主義政策による根本的な誤りと、色んな国の誤りを挙げていますが、その内容は国によって違います。
その内容については、本書を読んで頂くのがいいでしょう。
これら例を挙げている国の開発によって、富む人は大いに富み、貧困にあえいでいた人は更に貧困にあえぐ結果になっていることが明白です。
また人種や宗教や言語の違いによって、国の資産階級になれるかどうかも決定されてしまっていることもこの本を読んで明らかでした。

この状態を打破するには、資産階級がそれを自ら打ち破る努力をしないことには無理でしょう。
そのような行動に出るには、やはりそういった倫理を育む教育が大事でしょうし、その媒体となる本や史料も必要でしょう。
まず一番大事なのは、貧困にあえぐ人たちの感情を体感せずには無理ということでしょう。
しかし、それをあえて自分からしようという人はかなり少数派でしょう。
日本が戦後、持てる者と持たざる者との格差が世界一小さかったのは、そのような感情を国民全体で体感できたからでしょう。
しかし、持てる人たちの子孫が、そうでない人たちの感情を分かち合うことなく成長してしまったがゆえに、今の日本は格差が広がっている原因の1つにもなっているのでしょう。
その格差が文化にまでなり、それが長年定着してしまうと、かなり変換は難しいということが、いろんな本を読んでわかりました。
中国の黒社会では、犯罪が当然のようにおこなわれている。
自分が儲かるためなら、法を犯しても構わないというようなモラルが文化として定着してしまっているがゆえに、いまだ人治主義の国であるのだし、社会主義はヒューマニズムを満たすものではない、ということが90年以降に喧伝されても、いまだそれがなくなる傾向は見れないのです。

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それに加えて、人々が働くのに適正な気候でなければ、それらは無理な話しなのです。
熱帯や亜熱帯といった国では、そういった国内の整備もできていないですから、これからそれらをするには途方もないお金と時間がかかるでしょう。

教育を施すにも手間と時間と資源がかかるのは明白です。
しかも、ものすごく暑くて、毎日昼には何時間も寝なくてはとてもすごせないというような国では、働くことも、また教育も施すことは無理な話しであることは明白です。
それを先進国が対外援助などをしても、雀の涙にしかならないですし、そういった援助は多くの場合、資産階級や政治家、官僚を豊かにするだけになってしまう傾向が強い事は、これまでの研究で明らかです。
南米やアフリカ、はては社会主義を選択した国々の経済が上手く立ち入ってないのは気候のせいであることが大いに関係している。
しかし気候だけはどうにもできない話であることは明白ですね。
また言語や宗教、人種を統制するのはまず不可能事に近いです。
これらの国々は、誤った政策ゆえに…というのは短絡的と言えるでしょう。
他人事として考えるのではなく、少なからず自分にも関係のあることとして考えてもらうために、こういった本は出ているのですが、やはり人縄筋ではいけないのも明白です。
そんなことを考え、自分がこのような国やそれらの国の人たちとどんな関係を築くべきかを模索していこうと思いました。
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『幻想の帝国』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/153015446.html?1605921757
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