辻達也 『江戸時代を考える』

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江戸時代というとどうしても想起してしまうのは鎖国ですね。

それゆえに、国内の動きに応じてどのような変容をしていったのかをつまびらかに知ることができて興味深かったですね。

ことは宗教はもとより、屏風や彫り物などのへんようですね。

鎖国によって日本に固有の文化が栄えたというのは間違いで、それまでの文化すらも、他の国、朝鮮、韓国、中国、イランといった国などからもたらされたものを、日本国内で変容していったのですね。

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文化というのものは決して無から有を生み出すことなど不可能なのですね。

古代と江戸、どちらがそれらについて書いた本が多いか?

いわずと知れた後者ですね。

時代が今から近いのですし、古代と違って江戸時代の方が書き留める紙の多さも格段に多かったのですから。

その江戸ですが、明治の文明開化によって一気に洋化が進み、それまでにあったあまりに日本だなあと思える文化が急激に後退していったゆえに、かなりノスタルジックになってしまうのは私だけでしょうか?

そのような時代を鑑みるに、やはり奥深い書物による蓄積があるのですね。

その研究者として、この本の著者はお勧めしたいと即座に思ってしまいました。

その読みやすさや簡潔な書き方、読者の関心を呼び起こす知識や理論の並べ方など、どれを取っても評価の高い研究者であると思いました。

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その内容ですが、街道ができた、あるいは寺子屋といった教育機関による知的レベルの向上化といったことが、統率のしやすさ、洋化へのスムーズさにつながったというような議論が可能になりましょうか?

それは、アジアの熱帯、亜熱帯といった経済開発が困難な国と対比して見せることで、それは明らかでしょう。

そういった経済開発、洋化へはこういった土台の頑強さというのは、やはりこういった文化のレベルにまで踏み込まないことにはかなわないことですね。

こういった議論の妥当性は、梅棹忠夫氏の「日本とは何か」という書物と一緒に読み伏せると更に理解が深まるでしょう。

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この本をよむことでこの著者の略歴や他の著書はあるか、販売されているかどうかを調べてしまいました自発的に。

このような著者に出会えるのは、読書を趣味にする人間にとって非常に喜ばしいことです。

歴史は、単に年表だけを暗記していれば済むものではなく、こういった文化の領域にまで踏み込んで論じなければ意味がないですし、説得力もないですね。

また経済学、経済人類学、文化人類学…その他いろんな学問を同時に修めることで可能なのです。

先に、時代が下るごとに、書物が多くなっていくということを書きましたが、その通りで、歴史家は、いや歴史家も現代を論じる際に、いろんな学問を修めることをしなければ説得力がないですから大変ですね。

いや大変というよりも、この学者さんは、楽しいからこそこのように研究家の道に踏み入れたのであって、全然大変というような気概は全然感じれませんね、この本を読む限り。

そんな学者の本は読んでいて非常に愉しいものです。

そんな本としてこの本をご紹介いたします。

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