福島章 『天才』

悲愴交響曲などを聴くと、鳥肌がたちあまりの素晴らしさに寒気を催すことがある。

聖なる霊気の支配、人と神が混然一体になったような感じ。

そんなエピソードからこの本は入っていますが、そんな経験をしたことのある人は、この著者さんだけではないでしょうし、私もそのような経験はあります。

やはり音楽、特にオーケストラを聴いているとそういう経験をすることがあります。



それは、ひとえに人の能力を超えた何者かが、その奏者や指揮者に乗り移って演奏をさせている。

あるいは神がその曲を書いた作曲者に乗り移って曲を書かせたのではないかといった思いに取りつかれることはあるのではないでしょうか?


それを裏付けるがごとく、古代ローマではムーサーが詩人に霊性を吹き込むことで詩を書かせたということです。

やはり人間の努力だけではどうにもいかないということが往々にしてあるのではないか、これまでの経験や人伝えによるあるきがしてならないですね。

しかしその天才性というのは、その天才な人物へ多くの人の尊敬、驚嘆、親愛の感情がある程度ながく続かないことには、天才と定義するには当たらないとこの本では書かれていますがその通りでしょう。

しかし、天才といわれる人は、生前からそのように謳われていたこともあれば、バッハのように死後100年たってから評価されるようになる場合もあるから面白いですね。

また、フォーゲル.ワイデ島田清次郎といった人たちは、天才といわれたにもかかわらずすぐに忘れられたようです。

天邪鬼な私は早速この2人について調べてみようとおもいます(笑)

また異常な才能を持っていながら,そんなに注目されないでいる音楽アーティストを見ると哀しくなってしまいます。

「何故、こんな天才的な常人では思いつかないような音楽を作って演奏できているのにこんな少ない注目しかされないの?」といぶかしく思ってしまいます。

逆に、こんなしょうもない音楽しか作れないのになぜこんな人気があるの?といぶかしげになってしまうこともあります。

私は、前者の方を当然、応援します。

後者を応援する人を蔑んだりはしませんが…。

しかし、天才という人は、人間社会にとって必須と思いますね。

天才は、人間というものの可能性に広さと深さと巨大と時には個人的な幸福と引き換えに身をもって示してくれるとこの著者は書いていますが、その通りです。

その他、ある道を究めたいと思っているときに、必ず挫折しそうになりますが、その際は、その天才的、あるいはカリスマ的な人の書いた本を読むのがいいでしょう。

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ある程度、その道に入っていれば、それになりに行くべき方向はわかってきます。

しかし、迷ったときに、Aという道で行くべきか、Bという道でいくべきか、Cという道で行くべきかという選択肢が出てきます。

しかし自分で判断せずに、その道のカリスマ的な人の言を信じていくのがいいと思います。

Aという道で行くべきか、あるいはBかCかわからないときに、自分だけで決めるには検証が必要でしょう。

しかし、その検証には長い時間がかかります。

長いときは10年以上もかかるときがあります。

あるいはそれ以上かかる場合も。

しかし、そんなことしている時間はないですから、その道の天才、カリスマ的といわれる人の言動を信じるのが一番と思います。

実際、私はそういう経験をしたことがあります。

スポーツでもそういうことは当然あるでしょう。



しかし検証などしていたら…と思うとぞっとします(笑)

この人のいっていたことを信じてすすんでよかった~と安どの思いになりました。

しかし、現代は、人間疎外と管理化社会です。

人々は大地から離れ、肉体を軽んじ、超越的なるものに背を向け、小市民的な小さな枠の中に知らず知らずのうちに身を縮めて暮らすようになりました。

それが祭りやハレの日にその理性が爆発してバカ騒ぎするのでしょう。

また、普段はおとなしい人はハロウィンの日に人が変わってしまう人もいます
(笑)

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それはストレス発散という面もありますが、非理性の突出とこの著者は書いています。

非理性の突出の結果が、犯罪、暴力、精神障害、性の商業化であるといいます。

その現代のネット時代の代表例がSNS映えを狙ったセルフィーでしょう。

インスタ映えするために、高いブランド物を買っては投稿し「いいね」をもらう。

そんな承認欲求どこから出てくるの?といぶかしげに思いますが、そういった人たちは普段人とのかかわりを避けているがために、自分が承認されないということもあるでしょう。

それが原因ならば、そういう行動をとらないで自分から人ととかかわっていく努力が必要でしょう。

インスタ映えしたいがために、いくつものキャッシュカードでキャッシング枠をギリギリまで使ってブランド物を買うなんて理解に苦しみます(笑)

また、その人が頑張っているにもかかわらず、誰もその人をほめないがゆえに、そのような卑屈な心になっているかもしれないですから注意が必要です。

思い当たる人は、同僚の良きところはすぐさま褒めるようにしましょう。

褒めない人ばかりでは、そんな人が出てしまうということを心にいつまでも留めておかないとだめです。

しかしセルフィーで恐ろしいのは、命綱無しでビルの屋上からぶら下がって写真を撮り、上がろうとしたが力がいっこうに入らなくなってそのまま落ちて墜落死、あるいは野生のワニと一緒に写真を撮るためにワニに近づいていき、あまりに近づきすぎてワニに食べられて死亡、こういった事件はこれまでに世界で250件以上もあるということです。

そんなにインスタ映えしたいのですか…といぶかしげに思います。

また、天才といわれる人は、音楽、絵画、文学、その他いろんな芸術作品においても存在するのですが、その天才たちに共通する姿勢は、いきなりその能力が発揮されるのではなく、疑問や課題に一途に取り組んで、模索している状態に着想するということですね。

いきなり発想が浮かぶわけではないのはどの分野にもでも一緒のようです。

なるほど、優れた経営者は、普段からどのようなことをすればお客様が喜ぶかを考え、調べているのです。



その途上で、ふといい考えが浮かんだり、ふと本などから見つけたりするのですね。

それはひとえに、金もうけを最初に考えずに、人との心の交流を考えながら、非tが喜ぶことを第一に考えている。

これは、人との交流を大事に考えていない、要するに無頓着な人は良き経営者になれないですね。

要するにその道で優れた結果を出すためには、その道自体が好きでなければ到底達成できないことですね。

そして天才にもいろんなタイプがあって、決してIQが高かったわけでもなく、学歴が高かったわけでもないようです。

早熟の場合もあれば、遅咲きであった場合の両方があるようです。

ダーウィンは物覚えが悪かったようですし、エジソンは学習困難児だったようで驚きです。

しかし、天才といわれる人たちは、常識人といわれるような人だけではなく、やはり異常な面を持っていることが多々あるのも事実のようです。

レオナルド.ダヴィンチはその絵画が有名ですが、同性愛的、受動的な空想に転嫁していったようです。

それは児童性欲の抑圧の結果だったということです。

またドストエフスキーも父親が暴君であったことで父親殺しの幻想を抱きドMな性格になり、つかの間の幸福が訪れると不条理な衝動にかられ、飲酒や賭博にほとんどのお金を使ってしまい、その無駄をしてしまったという思いを糧に、小説を書くことに没頭していったようです。



先の現代の病理についても同じように、このような異常な精神性の中に身を置くことで天才的な能力を発揮することもあるということを覚えておいた方がいいでしょう。

抑圧された感情が噴き出る際に、天才といわれる人たちがその能力をいかんなく発揮して、とてつもない作品を創ったりするから、これもまた考えなくてはならないのです。


それにたばこは今やあれもが禁止しようという気概になっていますが、フロイトにしろ樋口一葉にしろ、たばこを吸うことでいい作品ができたということです。

ゆえにたばこは一概に悪いものと決めつけない方がいいかもしれないです。

しかし、割り切れなくなりますね(笑)

この本いも書いてあるのですが、天才になる方法などはないということです。

自分の子を天才にしたい、と思っている親御さんがいたら要注意です!(笑)

なぜそんなことをするのでしょう。

そうすることで、自分の見栄えを良くしようという気にほかなりません。

そのようにして育てられた子は、自尊心を持つことができないまま孤立する可能性大なのです。

そうではなく、好きなことをとことんさせるのがいいでしょう。

そのことによって神が味方してくれるのは間違いないです。

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そのことでカリスマ的な人になるのです。

かねがね私はカリスマとは、神が憑くということであると思っています。

それには神に味方してもらわないといけない。

その神は好きなことをとことんやりこんでいる人に味方してくれるというのは、これまでの研究で明らかです。

人の上に立つ人間として大事なのは、自分も努力し、そして教える相手にはくじけない精神を自分が身をもって教えてあげて、自分も相手も甘やかさない、それでいて礼儀のある人間になってくれるように教育するのが大事でしょう。

そのためには、その分野で多作にできること、そして内容の濃いものを呈示できることが大事でしょう。

そのためには、自分が心底好きなことでなければ挫折してしまうことは必至です。

決して自分の見栄えのために子供や相手を使うなどという不貞な考えはしてはならないことですね。

この本を読んでそんなことを考えてしまいました。

●この本はここよりどうぞ!
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