石橋政嗣 『非武装中立論』


何度か前に、武装非武装かということで、その是非を問い、私は非武装というのは幻想にしか過ぎないということを書きました。

やはり、人類が軍隊や兵器の作り方を知ってしまった以上、全部を廃棄する条約を交わして廃棄したとしても、絶対にその条約を破って軍隊や兵器を作る国が出てきてしまい、その結果、その違約した国が出てきたら元も子もなくなってしまう。

ゆえに幻想にしか過ぎないということを書きました。

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であるならば、何故またそのことについて書いた本について紹介する必要があるんだ、という疑問が浮かんできてももっともですが(笑)、私としてはどんな本でも学ぶべき箇所はあるという信条ですから、その本あら抜粋して、これからの日本や世界の行く先について考える必要はあるんじゃないか、という思いでいるのですね。

それで、今回また紹介したいです。

非常にわかりやすい題名ですね、『非武装中立論』とは?(笑)

この著者の石橋政嗣氏は、旧社会党の党員だった人のようです。

社会党、あるいは共産党というのは、名の通りマルクスの起こした主義を信奉する政党なのです。

マルクスや、その主義を信奉したレーニンにしろ、以下のような信条であったようです。

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   マルクス


資本主義国は、国内では需要を賄いきれなくなって必ず他国へ侵略し、戦争を仕掛ける。

しかし社会主義を採択していれば需要を国内で賄いきれるから決して他国を侵略したり、ましてや戦争を仕掛けたりしない。

ゆえに社会党や共産党というのはえてして非武装中立を主張するのです。

しかし、第二次大戦後の歴史を垣間見れば、社会主義国も他国を侵略し戦争を仕掛けているのです。

ゆえにこういった教条主義は説得的でないので、その場その場で自分が妥当と思われる立場を支持する、あるいは妥当と思われることを考え出すのがいいと思うのですがどうでしょうか?

党の党員とはえてして宗教チックで、その党内で掲げられた主義や信条に対しては無批判になりがちで、それらが現状にそぐわなくてもそれを信じて疑わないまま月日が過ぎて、変な団体と外部から思われるようになってしまうのですね(苦笑)。


それは私としては妥当と思われないので、私は全部の人の意見をくみ取りながら現状に投射して、妥当と思われる党や議員を支持し、その党なり議員に投票するという立場なのですね。

私が敬愛するロバート.キヨサキ氏も、そういう立場のようです。

絶対にこの党しか入れないという政党は存在しないし、その場その場で自分がいいと思った議員に投票するということですね。

その方が妥当ではないでしょうか?

非武装中立の立場の人は、法学者とくに憲法学者に多いですね、日本国憲法9条でそれを宣言していますから。

その非武装中立の立場の人の意見は、日本は自分から他国へ侵略するための軍隊は持ってない。

その軍隊は、他国から攻められたときのための最小限度の軍隊であるというが、仮想敵国の軍隊が大きくなればなるほど、こちらの軍隊も見境なく大きくなっていてしまう。

~という兵器は持たないと宣言していても、軍隊を持っている以上その宣言はいつしか撤回され持つようになる。

戦後にできた自衛隊は名の通り自衛のための軍隊であるというが、戦前の日本の軍隊にしろ自衛のために戦争を仕掛けてあの惨事を招いた。


日本の場合、ほとんどすべてこちら側の侵略によって戦争が始まっている。

第2次大戦終了までの2年間で、潜水艦が3193隻が、航空機の2225隻が被害にあっている。

今の精度の上がった兵器をもってすれば、戦争になればもっと甚大な被害を被ることは目に見えている。

それなのに、なぜ戦争をする準備のために軍隊兵器をもつ必要があるのか?

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食糧の60%、エネルギーの90%を海外に依存している日本が、いかなる場合にも戦争に訴えても意味がない。

軍隊兵器を作り、維持すること自体が資源の浪費であり、公害の元になっている。

そんな道を選ぶよりも、海外と友好な外交を展開する政策や教育を施す方が非常に有益である、というのですね。

至極もっともな議論ですね。

こういった非武装中立論者の書いた本だけを読めば、そちらの方の意見に与してしまいそうになりますし、当初は私もそうでした。

しかし、それでは公平の観点からして意味がないですし、実際、軍隊や兵器を所持することは必要という人の書いた本を読まない限り公平にはなりえません。

その作業をへて私は、所持することを妥当と判断しているのです。


その最たるものとして、PKOと憲法』を紹介しました。

※参考ページ
  ↓

PKOと憲法』の紹介ページ
http://hair-up3times.seesaa.net/article/475227230.html?1590391945


先にも書いたように、党員というのは宗教チックな部分があるもので、党内で掲げられていた主義や主張が時代にそぐわない、現実にそぐわないというのを見てもなかなか意見を変えないのですね。

日本共産党は、いまだに軍隊を持つべきではないと主張しているのです。

そのことは賛成できかねますが、しかし、私としては他の政策分野において共産党のいわんとすることには賛成できる事が多々あるので、共産党員に投票することもあります。

そういうスタンスが私は一番だと思うのですがどうでしょう?

自分が心底尊敬する人、あるいはものすごい説得力のある著作家でも、その人の主張することのすべてが妥当とは思えないし、反対しなければならないところはあるでしょう。

やはり完璧な人などいないのですから当然でしょう。

その人のいうことの大半は、賛成としつつ、矯正しなくてはならないところは矯正してもらう、そんなスタンスが望ましいのではないでしょうか?

非武装中立は幻想にしか過ぎないと思っていても、やはり読んでみるとそれなりに妥当する部分は多々あるのです。

ですから、これからの日本の行方を論じる際には、必ず非武装中立論者の意見をきく必要があるのは間違ないのです。

イエスマンだけを、自分の周りに囲いたがる社長に出くわしたことが私はありました。

とにかく、その社長は自分の意見と合わない社員がいると対立し気まずい雰囲気になる。

それに耐えられなくてその社員はやめてしまう。

あるいは気に入らない社員がいると即刻クビにする。


そんなことを何度も繰り返すうちに、還暦近くなっているにもかかわらず、その社長には社員が1人しかいないなんていう茶万じみた例を知っています。

自分に反対する人がいれば、それは自分をより高次に引き上げる判断材料になるということがわかっていないのですね。

資本主義か社会主義かといったら、当然資本主義が妥当でしょう。

91年のソ連の崩壊、それによる世界的な社会主義国の崩壊が雪崩のように起き、今や社会主議国4か国しかない事実を観れば当然そうなりますね。

また、社会主義国は、共産党一党独裁が当然になり、権力の座に就いた人のだれもが無批判になり、それを矯正する手段がないまま誤った政策がとられそのまま経済が崩壊するということは歴史的経験から明らかです。

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こういった事例から、今や国が社会主義を採択するのは誤りですが、社会主義の理念として取り入れる場合、説得的なのはどういう立場でしょうか?

資本主議を中心としつつ、それに社会主義の理念を取り入れるのが妥当ではないでしょうか?

これまで、列挙してきたように、累進課税協同組合というのは社会主義によって創造されたものなのです。

ですから社会主義のものはすべてダメというようには考えないのです。

そういう資本主議を中心としつつ、それに社会主義の理念を取り入れているというのが、北欧諸国の多くの国で政権党になっている社会民主党なのです。


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そのことを忘れてはならないでしょう。

その社会民主党にしろ、完璧ではないですから、そこは心してウォッチングしていかなくてはならないでしょう。

そんな論法をとっていきたいなというのが私の立場です。

●この本は以下よりどうぞ!
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