岡倉徹志 『イスラム原理主義』

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あの「9.11」以降、あの主犯者であるイスラム原理主義の団体であるタリバンの仕業ということで、イスラム原理主義には誰しも興味がわいたと思います。

イスラム原理主義とは、この本では、「イスラムは、われわれの土地にいる欧米人なら民間人であれ、軍人であれ無差別に殺害の対象にすべし」という思いを抱いている人たちのことのようです。
なぜ、そんな思いで彼らがいるのか、という素朴な疑問がわきますが、それは、イスラム教においては、神の前では誰しも平等という思想が基本にあり、欧米による植民によって、異教徒の習慣、言語、科学、宗教を持ち込み、そのためにもてる者と持たざる者との格差を拡大させ、イスラム社会を崩壊に導いたということが原因のようです。
ゆえに、米との関係を緊密化させて欧米の資本導入を狙った大統領が原理主義団体に暗殺されたり、19世紀にはあちこちでイスラムによるジハードが行われたようですし、90年代にアフリカにある米大使館がイスラム原理主義団体によって爆破されたりといった例がこの本でたくさん列挙されています。
イスラム原理主義組織としては、「タリバン」のみならず「贖罪と聖遷」「アル.ジハード」「ムスリム同胞団」などいろんな組織があることをこの本を読んで知りました。
こういった団体によるテロに対する措置の変遷を、エジプト、アフガンのみならずイラン、フィリピン、アルジェリア、パキスタンなど多岐にわたって詳説されています。
なぜイスラム原理主義者たちは、そんなに短絡的になって行動してしまうのか、と素朴な疑問がわきます。
それを考えると、やはりこういった国々では本や紙が普及していないがために、教育の機会が欧米のに比べ非常に少ないからでしょう。
そのために、教育の機会がすくなかった人たちはもっともらしい教え等を宗教で学ぶと、それにぞっこんになってしまい、それを全体的に俯瞰したものの見方や考え方、また他の宗教との比較等をせずに、すぐに自分が学んだ宗教以外を認めなくなってしまうのでしょう。
こういう現象は、イスラム社会のみならず、先進国でも起こりうる現象でしょう。
本を読む習慣がない人は、その宗教以外のものを検討しようという気概が持てずに終わってしまいますから注意が必要です。
イスラム原理主義ほどではないですが。
ですからそういった短絡的な考えを持たないようにするためには、やはり教育は必要だなと思わざるを得ません。
イスラムの歴史を紐解くと、この宗教はムハンマドが、神のメッセージを預かり、それを人々に伝える役割を担ったということで、ムハンマドを始祖として始まったようです。
その神であるアッラーは全知全能であり、この世は終末に近づいており、その日アッラーが公正な裁きを行う。
アッラーの命令に従った者は天国に行き、背いた者は地獄に行くということを説いたようです。
このような非科学的なことをいとも簡単に信じてしまうのはやはり、教育の不足によるものではないかと思われて仕方ないですね。
私がこういうことを言われたら、幼稚園児ならば信じる可能性も無きにしも非ずですが、成人したらそんなことを信じないのではないでしょうか?(苦笑)
しかし多くの人を魅了したのは、やはりイスラムの教えの根本に「平等思想」があったからでしょう。
ムハンマドの言行を、信仰、礼拝、断食、巡礼、聖戦、刑罰、血の代償など多岐にわたって学者たちが研究し編纂したというからムハンマドは非常にカリスマ的な指導者だったのでしょう。
しかし、そういったムハンマドの教えも、のちのイマーム(指導者)によって変えられてしまうということですね。
それはイスラムのみならずキリスト教でも仏教でも同様ですね。
始祖の教えとは程遠いものに脚色されてしまう。
やはり、ムハンマドの言行の編纂は非常に多くのページ数で書かれていますから、そっくりそのまま言い伝えることはできない話ですから、やはり削除したり、またその指導者の価値観によって変遷せざるを得ないのですね。
そういった変遷は仕方ないことだと私も思いますが、その変遷を快く思う人はその指導者につき、快く思わない人は決別して違う団体をつくる、ということもやはりいろんな宗教で起こっていることですね。
違うページで紹介した『私はアメリカのイスラム教徒』という本では、イスラムの教えからかなり逸脱したマルコムXという団体を紹介しました。
ですから同じ宗教を1つの団体に結束しておくのは不可能なのですね。
しかし、イスラム教徒は全世界の12億人もいる中で、イスラム原理主義の標榜する人は数千人ということです。
こういった人たちを戦争を仕掛けることで根絶できないことは明白です。
「イスラムは、われわれの土地にいる欧米人なら民間人であれ、軍人であれ無差別に殺害の対象にすべし」という思想を持ち、そのためにはテロや戦争も辞さないという危険な思想も持っている人たちの根絶は可能なのかというと必ずしも可能ではないし、絶え間ない努力が必要なのは間違いないでしょう。
そのためにはやはり教育が必要なのです。
先進国の人たちにもです。
あの数々のテロや爆撃の例をこの本で知ることができますが、その際に必要なのは、まずイスラム教=原理主義ということではないという認識を持つことが大事でしょう。
こういった多くの例を知るとやはり、イスラムは危険思想の団体なのではと、十把一からげに考えてしまうことは危険です。
かといって無防備に接近していくのも同様ですが。
そんなことをこの本を読んで考えました。
●この本は以下よりどうぞ!
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