丸茂明則 『アメリカ経済は甦るか』

私は、大学でアメリカが世界一の経済大国であることを知りました。

しかし、いろんな本やインターネットでその内実を知っていくと、モノの消費量が世界一多いというだけの内容を知って驚きました。

財政も赤字、貿易も赤字、そのような内実だったのです。

それは為政の失敗や誤りによってもたらされた結果ですが、それを詳らかに見ていくと愕然とした気分になります。

この本は89年に書かれたものですが、その当時のアメリカ経済の内容を明らかにしているのです。

81年からのレーガン大統領の時代に、レーガノミクスが行われ、その結果どのようなことになったのか。

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     レーガン


こんごどのような執政をアメリカがしてくべきなのかを詳説しているのです。

そのレーガノミクスによって景気が上昇し、完全雇用を実現したのです。

しかし、それは2つの赤字によって支えられてのものだったのが明らかです。

この大統領の執政によって、大幅な減税が施され、しかも軍事費の増大を主目にしていたようです。

しかし、その結果、輸入増、高金利、大量の対外債務という形になって終わったのです。

大幅減税はどのような経済社会状態のときに、どの程度までもっていけばよかったのかといった検証をこの本出されていますが、その内容はこの本を読んで頂くのがいいでしょう。

また、軍事費増強も当時存続していた冷戦のゆえに、強いアメリカを見せつけるために不可欠だったことも同じでしょう。

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このような状態から脱するためには、どのような施策が考えれるか、といった内容をこの本では書かれてますが、その道は険しい事は確かです。

NIESの台頭など、世界全体が経済的に勃興していけば、それだけ売れる国などが限られてきますし、品目も限られてくる。

また満ち足りた人も世界中で多くなれば、それだけ高品質なものが求められてくるのは必然でしょう。

またドル高によって部品や完成品をアメリカは調達しなければならなくなってしまったのですから、さらに貿易赤字を招かざるを得なくなるでしょう。

ビル・トッテン氏の書いた『日本は悪くない』といった本や、邱 永漢『日本脱出のすすめ』といった本を読めば明らかなように、アメリカがいかに消費者の立場にたってものを作っていないか、いかに欠陥品が多いかが明らかになっています。

これらは80年代から90年代に書かれた本ですので、その内容が未だ存続しているかどうかは、検証の余地のあるところですが、それがアメリカ全体で改善されている可能性は低いでしょう。

新興国から認められる、支持を受けるためにはアメリカがそれらの国の製品を受け入れることでしょう。

たくさん輸入してくれれば、その国から感情的によくなる思われる事は間違いないし、後に恩としての見返りもあることは間違いないでしょう。

しかし、後にみるようにそれが結果的にアメリカ経済を苦境に陥れることにつながっている事は間違いないでしょう。

やはり昨今の世界のように、経済力が台頭しつつある新興国が多く存立している時代には、アメリカの経済再建はかなりの程度、難しい。

双子の赤字も改善も難しい。

また、アメリカ人の一般的な気質として、その場限りの刹那的な快楽を優先してしまうという精神が災いして、貯蓄率の低下という現象がもたらされて、それが結果として対外債務の増大という結果になってしまっているのです。

貯蓄が多ければ、民間企業の投資資金の大きな源泉になるのです。

この本が書かれた当時、日本人の平均的な貯蓄率は、稼いだお金の18.1%を貯蓄に回すのに対し、アメリカ人は7.1%だったようです。

このような状態からの改善を目指すのが科学ですが、それを本や冊子、新聞といったメディアを通じて改善を促すのですが、その効果はやはり微々たるものでしょう。

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哀しいですが、それが人間社会の事実です。

しかし、それに嘆いて終わるのではなく、それが改善に向かうように努力するのを維持するのは大切でしょう。

アメリカ人が、貯蓄を多くしよう、赤字削減をするように働きかける何らかの方法を行為に変えていくことを望んでいるのです。

しかし、これまでこのブログで指摘してきたように、それまでの文化を大きく変える事はかなりの努力と時間が必要になるのです。

でもそれを嘆いているだけではいけませんね。

この本の中で著者はアメリカが採択していくべき道として、いろんな方途を考えているのですが、この本では「増税+歳出削減」がもっともいいとしているのです。

その吟味と論拠は、本書を読んで頂くのがいいでしょう。

これ以後のアメリカの執政がうまくいくかどうか?

それは前途がかなり難しいというのが、いろんな立場や根拠を多く検証した結果の結論ですね。

その結果アメリカがすべきことは覇権国家の地位を他の国に譲ることでしょう。

それをしたくないがゆえに延命措置―しかも呼息な手段をつかっての-をしているだけのような気がするのは私だけでしょうか。

阪神淡路大震災東日本大震災「9.11」、あるいは昨今のコロナウィルスの蔓延など、その内実を調べてみるも、不可思議なことで溢れているわけです。

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コロナで不可思議な点は船瀬俊介という人の書いた『コロナと陰謀』という本に詳しいです。

堅調な経済的な資質を持つ日本は順調な経済成長を続けていれば、アメリカの経済は危うくなってしまう。

良き製品を作れなくなってしまったアメリカは、その事で輸入が増えてしまい、その先にはドルが暴落してしまう。

そのために、日本やその他の諸国に経済的な活動を自粛してもらうようにコロナウィルスというフィクションを作り、外出や営業を自粛してもらうことを強制しているのではないでしょうか。

そんな気がしてならないのですね。

アメリカの属国である日本は、それまでつきしたがってきたこれまでの経緯を見れば、それに従ったのでしょう。

毎日、感染者の数が公表され、その数がふえているにもかかわらず、私含め周りの人間には感染者が全然いないし、でてこない。

その公表されている数が本当であるならば、知り合いや友人で感染者が1人でもでてくれば自然ですが、まずいない…やはりおかしいと感じざるを得ないですね。


しかし、そう入っても無防備でいるのは大変に危険ですから、マスクの着用や発酵食品の摂取など、抵抗措置は怠ってはいけないとは思いますが。

このように昨今の事情と、当時の事情を結び合わせながら読み、考えると読書は面白いのです。

一読に値する本だと思います。

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