加藤秀俊の『暮らしの思想』を読んでサンドイッチマンの特徴との共通点を見出しました!

普段、何気なく接していることについて疑問を持ち、それをどんな起源があって、どのような使われ方をしていたのかを研究して、それは現在どのような状態になっているかを比較していくすえを論じるのが非常に上手く、そして興味をそそられざるを得ないのが、加藤秀俊氏の本です。

この人の本を大学時代に読み、その虜になり今もそうです。

これまで氏の本を20冊以上あつめ読んできましたし、これからもそうするつもりです。

東京の八重洲は歴史の教科書にでてくるヤン・ヨーステンが起源になっていることや、芝居というのは劇を芝のあるところに居ながら見ていたからそういう名がついたことも、他の加藤氏の本で知りました。

こういった氏のこれまでの作業のためには、かなりの好奇心がないことには不可能事です。

大学時代に1日1冊の読書を課した時期があったようですし、それからも氏の好奇心の深さがわかります。

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そのためには、覚えている事=暗記力は必須でしょう。

氏は、日本の教育事情について論じた事があり、そこで暗記することばかりに勤しんでいる日本の教育を批判しているのです。

それを読んで、暗記することはしなくていい、というような誤解をしてはならないでしょう。

社会にでて、仕事内容については覚えていかなくては話にならないでしょう。

暗記ばかりをすることに批判している加藤氏の文を誤解して、覚えることをしないでいて上司から怒られた事がありました (笑)。

やはり覚えなくてはならないことは覚えなくてはならないのです。

この様な本を書くにしろ、大学での学問にしろ、自分の考えや見解、必要な事項などは覚えなくてはならないのは明白です。

ただ、そういったことを覚えていなくてはならない事項は人によって違ってくるのです。

その詳細が人によって違ってくるがゆえに、その人独自の見解がでてくるし、その配合の内容によって人を感動させることやインパクトを与える事ができるのです。

加藤氏の本の内実は、奥深く研究されたものゆえに、ユニークであり、興味深くなってしまうのです。

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     加藤秀俊


その事項、知と知の組み合わせをするに際して、やはり暗記力は必要でしょう。

その際に、やはり自分が好奇心をもって研究し、勉強したかどうかでその能率は変わってくることは言うまでもないことです。

好奇心をもって調べたことについては、やはりそれほど忘れないですし、忘れてもすぐに思い出すでしょう。

私がエステにいってそこのエステティシャンの女性に、「よくいろんな事知ってますね!」といったら「こういうことの勉強は大好きですから」と答えてくれました。

「では学校の勉強は好きでしたか?」と聞いたら「大嫌いでした。」といっていました (笑)

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この『暮らしの思想』においては、表題の示すように、身近にある事物の起源を詳らかに調べ研究した末に、いろんな事物や見解を参照しながら、いくえを論じているのです。

好奇心の塊という感じですね。

そういうスタンスと、お笑いコンビのサンドイッチマンとはなにかオーバーラップするものを感じますね。

この2人は、普段何気なく使っている単語を、他の意味にも取れることを発見し、それをギャグに仕立てているので納得がいって笑ってしまうのです。

あるネタで、お客さん役の伊達さんと、店主である富澤さん「カラオケ」のコントを思い出してしまったのです。

お客さんが1人でカラオケ店に入って来て、どの客室に入ればいいかを店主に訊くのです。

それが以下のやり取りになります。

店主:「突き当りを左に曲がってください。そしてまた次のもまた左。そしてまた左をまわってください。そしてまた左にまわってください。」

お客:「じゃあここじゃないか!」といって入り口すぐの部屋を指差し、観客がどっと笑います。

また、お客さんが部屋に入って、カラオケのセットを操作するも、何度やっても途中で切れてしまうので、店主がいるフロントに電話して、この部屋に来てくれるように頼みます。

そして、店主がきて、お客さんが「途中で切れてしまうから、ちょっとみてくれ。」といいます。

すると、店主は手を後ろにまわして、上体を横に揺らして機器の左や右をみているだけなのです。

そしたら、お客さん「絵画展か!」とツッコミが入り、観客が笑います。

「なに、後ろに手組んで見てんの?」という問いに対し、店主「見ろって言ったじゃないですか」と返答し、また笑いが入ります。

このように、左に回るのを4回するように現実のカラオケ店で言ったら顰蹙を買うのは当然です。

また、「みてくれ」というのは、普通の意味では「機械を診断してくれ」という意味ですが、「みてくれ」を文字通りに受け取れば、見ろということに意味を知らない小学生ならば受け取っても不思議ではないです。

しかし、それを普通のサラリーマンが取ることはないですし、それを実際の生活で言ったら、バカにしてんのか!と怒鳴られる事になってしまう可能性もありますね。

しかし、それを非日常のコントでするから面白くて笑ってしまうのでしょう。

私も笑いました。

「確かにそう受け取れるわ!しかし、そんな事、実際には言えないわ!」ということで。

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  サンドイッチマン


また別のコントの例ですと、みどりの窓口に1人店員がいて、そこにお客さんが、新幹線のチケットを買いにくる、そこでのやり取りのコントが有りました。

店員さんが富澤さん、お客さんが伊達さんでした。

それでお客さんが希望する席を店員にいい、店員さん「この中からはっけんしますので」といい、箱の中に何枚ものチケットが入っていて、それをお客さんにだします。

するとお客さん「この中からはっけんするの?その意味のはっけんなの?」といい、会場の観客がどっと笑います。

普通みどりの窓口でのはっけんとは、もちろん「発券」のことですが、その同じ発音の「発見」をかけてネタにしたのですね。

確かに、発見という単語を発券という単語よりも先に知る小学生なら、そういう誤解をするでしょうし、そういう知るということを重ねて大人になっていくのでしょう。

しかし、たしかにそれをネタにしたら面白いでしょうし、実際そんな間違いをする店員などいないでしょうが、実際いたら面白いでしょうね。

ありえないけどいたら面白い。

そんなことをネタにするのがサンドイッチマンの醍醐味であると思います。

そんなスタンスと加藤秀俊のスタンスには共通するものを感じますね。

サンドイッチマンの歴史を動画で見たことがありますが、富澤さん「普通のサラリーマンにはなりたくない」といってデビューするまでの巡業を頑張ったようです。

それには共感できる部分が往々にしてあります。

その理由は、朝起きて出勤するのが嫌なのではなく、普段何気なくつかっている言葉を多角的に、また他の言葉と比較して探索して、こんな意味にも取れるということを出してコントに仕立てて、お笑いの娯楽にしたいという心の芯からの欲求として持っているからでしょう。

そんな精神生活は、普通のサラリーマンでは味わえないし、自分の持ち味を活かせないと思ったからでしょう。


こういう能力は稀ですからね。

そんなサンドイッチマンですから、もしもお笑い芸人になれなかったとしたら、言われたことを踏襲するような職業ではなく、自分の持ち味を生かしたお店を作る経営者の道を選んだでしょう。

同じように加藤秀俊氏も、大学教授になれなかったとしたら、同じく経営者の道を選んだでしょう。

サンドイッチマン加藤秀俊には、共通するものがまだあります。

加藤氏は、おびただしい数の本を出している。

それこそが大学教授として望ましい姿でしょう。

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大学教授という地位に甘んじて、ほとんど研究らしい研究などせずに、毎年同じノートをつかって講義しているだけ、そして論文も本もほとんど出さない教授は大方たくさんいますが、そんな教授とは一線を画しています。

大学教授を退官しても、本を出し続けていましたし、80代後半になっても本を出していました。

現役時代にだした本も、それ以降の本も売れ続けていたのですね。

それはひとえに、内容が素晴らしいからにほかなりません。

サンドイッチマンも、コントを日本国内で巡業して、その内容を収めたDVDも数しれないです。

いつまでも前進し続ける…そんなスタンスは大好きですね。

その姿勢が伺われる加藤氏の作品です。

●この本は以下よりどうぞ1
  ↓




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その他、加藤秀俊の本について紹介した頁!
  ↓
『取材学』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/474732465.html?1587887260

『企画の技法』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/474820319.html?1588077301

『整理学』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/474780456.html?1587889687

『人生にとって組織とは何か』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/475036769.html?1589186017

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