テリー・イーグルトン 『イデオロギーとは何か』

これは、イデオロギーとはなにか、という定義付けをしてからでないと脳内で混乱をきたしてしまう危険性がありますね。

ここで言うイデオロギーとは、「その人が正しい、あるいはこうあるべきと規定した規範性を伴う考えや理論」といったふうに定義することで妥当かと思われます。

この本を読んでそのように定義づけました。

しかし、ご自身で定義するほうが読書する人にとってはいいでしょう。

カリスマ的な人物が、そういった定義づけなり理論を提示しておいてくれたゆえに、それを参考にしながら向かって進むことで、時間がかなり節約できて助かったということも大いにあります。

自分のように、通底する理論が見えないゆえに、何年も、悪い場合は十年以上もたってしまった可能性もなきにしもあらず、ということになりかねないのです。

ダイエット身体のコンプレックス解消方法を探し、基本となり毎日続けなくてはならない事を探すも、なかなかわからずに右往左往してしまい、いつまでたってもできずじまい、という状態であったけれども、あるカリスマ的な人の本なりを読んで、そこに書かれている重要事を基本に据えながら行動することで、どんどん結果が出るようになったということは往々にして誰にでもあると思います。

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事はダイエットやコンプレックス解消方法だけでなく、政治的なことにも言えるでしょう。

社会主義を選択するか資本主義を選択するか、ということでもやはりどちらかに行かなければならないのですから、そこはカリスマ的な指導者や学者の意見を基本に採択していかなければならなかったのです。

社会主義を採択した国の指導者は、やはりカリスマ的な人であった事は間違いないでしょう。

しかし、いかにカリスマ的な人物のいうことでも、そのままで良いということはありえず、時代によって、正当な政治の理論は変わってくるからこそ、その吟味が大事であるということでしょう。

社会主義を採択した国の行政はそのままで良かったわけではなかったわけですし、吟味が必要でしたが、それを怠ったゆえに失敗に終わったのでしょう。

その吟味には、色んな本を読む必要があるし、いろんな科学的な知識を動員する必要があるということでしょう。

その内容が、自分たちを利するためにおこなわれているだけであった、ということを資本主義の国の人も発見するまで時間がかかったのは明白です。

事実、社会主義を採択した国の惨状をみるとそれは明らかでした。

社会主義の理念を創造したマルクスにしろ、その理念を受け継いだスターリンにしろ、レーニンにしろ、いずれもユダヤ人であった事は明らかなのでした。

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    マルクス


そのユダヤ人を裕福にするために、社会主義を創造したのは非常に巧妙で、素人にはとても考え付けないことであるがゆえに、感服するほかないですが、そのようなイデオロギーを見抜くにはかなりの程度、大変ですが、その努力を怠ってはならないでしょう。

それは社会の体制のみならず、普通の政策にしろ、ちょっとした言葉の使い方で、その意味するところが変わってしまうのです。

ゆえに丁寧に内容を読みこなす事が必要でしょう。

そういった方法で一般市民を騙す方法が使われたりするのです。

有名人や立派な肩書を持った学者を登壇させて虚偽の内容を喋らすといった事もされるのは当然の事実です。

そんな事が行われているの…そのとおりです。

ありえるのです。

一般人でなく金持ちを優遇させるためにウソを言わせるといったことも当然ながらあり得るのです。

国に借金はあるものの、それと同額の資産があるにも関わらず、その事を隠し一般国民には国の財政赤字があるから消費税増税はやむを得ないというプロパガンダを流し、それを強行する。

しかし、消費税増税によって富裕層の払う税は少なくてすむのです。

そして、富裕層と一般国民の差は開いていくのです。

それが昨今の日本の政策なのです。

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プロパガンダになりおおせる可能性をうちに潜んでいるということは頭の片隅においておいたほうがいいでしょう。

そのように騙されないように、いろんな情報に接していって自分の頭で考えて判断する必要があるでしょう。

しかし、この本の著者であるイーグルトン氏は、非常に奥の深い学者であるなと思いました。

これは自分の経験も同様に、自分が勉強した内容からも得れた理論を多く、深く、そして晦渋を極めながらスラスラと書いたということが伺われる内容です。

常日頃から物事を深く広く考えて脳内で自分の理論を練り上げているのがわかります。

それは何年とかいう短い期間ではなく、少なくても10年以上もの長きに渡ってその作業を続けていたことが見ていてわかる内容です。

もしかしたらその萌芽は学生時代にはでていて、大学院時代には著作家として活躍していたのかもしれませんね。

これは、短時間で暗記する能力だけでなく、自分の脳内で吟味しながら高尚なものに仕立てる能力が感じれるのです。

ですから、その理論の吟味の過程が必要ですから、即行動に移す能力だけでは務まらないのは明白です。

経済産業省で書類に関する仕事をしたことがありますが、そこは日本が誇る堺屋太一氏が在籍したことのある省です。

そこの部署にいた人の話によると、堺屋氏はそんなに単純作業ができなかったという話です。

それはそうでしょう。

やはり1つの事物に関する吟味を毎日していかないことには学者としての仕事はつとまりませんから当然でしょう。

かつて丸山真男は、「哲学は、いろんな科学を基礎づけるものである」ということを書いていましたが、その事を思い出させる本でした、この『イデオロギーとはなにか』を読んで。

そもそも哲学、という単語こそ奥の深い言葉であり含蓄のある言葉ですが、それは多角的にものを觀て、考えて、著述する作業とでも言えばいいのでしょうか?

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そのようでなければ、著作家は務まらないでしょう。

それが可能となるためには、大学のカリキュラムにある『哲学』を履修することではなく、日頃からそういう姿勢を醸成している必要があるということでしょう。

いろんな本をたくさん読みまくって、色々考えまくって自分の理論を構築することで、それが可能となるのでしょう。

そんな事を考えてしまいました。

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