加藤諦三 『大学で何を学ぶか』
これは79年に発売された本ですが、いまだに新装されていまだに入手可能というから驚きでした。
これは私が大学在学中に古本屋でかなりくたびれた状態のもので買ったのですが。
大学生は、高校まで大学進学という後ろ盾があったからこそ、それまで勉強に頑張ってきたのですが、その後ろ盾をなくしては右往左往してしまう人が多いのが現状です。
たとえ公務員になる、あるいは司法試験などの試験を受けるという目的のある人でも、大学の講義がそれらにプラスになるかどうかは、保証の限りではないのですからそれは当然でしょう。
私の考えでは、学問には目的があるわけですから、その意味を探るところかは入ってはどうかということを、提案したいです。
やはりいろんなジャンルの本を濫読するのです。
何十冊もです!

それで、もう学問の目的が見えてくるはずです。
学部分けされているのが通常ですが、大学受験の勉強のために、どの学部がどのようなことを勉強するのか、それが自分に合っているかどうかは入ってわかることなのです。
ゆえに、始めから学部わけをすることは間違いである、ということを書いた教授がいましたが、ある程度当たっていますね。
そういった濫読の結果、自分にどの勉強があっているかがわかるのです。
そういった濫読の結果、この本の著者である加藤諦三氏の提唱する立場に合致するということが言えると思います。
加藤氏は、この本の中で、いろんな事➖勉強のみならず、スポーツ、バイト➖を多面的にこなすことを提唱しているのです。
大学の授業でも、与えられたレポートの課題を、指定されたテキストや教科書だけ参考にして書くのではなく、いろんな本や雑誌、ジュリストの類をいっぱい読み、使い、そしてレポートを作成することで、素晴らしい課題になるということを書いているのです。
それには、私も賛同します。
それに、いろんな媒体を使って課題を作成する行為を通して、博学になれるのです。

これは間違いないでしょう。
専門分化は学問発展の結果仕方ないことでしょう。
しかし、便宜上そうなっているからで、その専門に閉じこもり、その専門以外の事は全然知らないでいて、学問上素晴らしい業績を挙げれた人はいないですね。
自分の専門を軸に据えながら、それ以外の分野についていろんなことを知っている人が、やはり学問で素晴らしい業績を挙げれているのは間違いないことです。
私は、法学部に入りましたが、講義だけを受けていても物足りなさを感じたので、いろんな分野の本を濫読しました。
すると政治学の持論の肉付けに参考になる理論を文学や社会学などの学問の本から得ることがわかり、非常に面白くなりました。
他の分野の本からを読んでいて、ある時ふと「この理論、この学問に使えるんじゃ?」というようなことがよくあり、その理論にばったりあったら線を引いておくなりしていると、あっという間に持論の練り上げがおこなわれていくのです。
大学1年で専門のことをいきなり勉強するのではなく、まずはじめはいろんな教養をカリキュラムにくまれるのです。
いろんな学問を学ぶ、だから大学はUniversity(Universeは普遍的という意味があります)というのだ、ということを社会学の教授が言っているのを思い出しました。
こんな愉しい事が起こるのに、何故大学教授はこういったことを教えてくれないんだ、と思ったこともありましたが、彼らは教育者というよりも研究者という側面が大きいからですね(笑)
しかし、それを教えてくれないゆえに、他の学問からの参考は邪道ではないか、という考えがもたげてくる人がいるとは思いますが、そんな事は一切ないですよ、その事を発見した人は自分を誇ってそれを自分の専門に役立てていくべきですよということを、声を大にしていいたいです。
更に加藤氏は、失敗する事を勧めているのです。
失敗?と奇異に感じるでしょうが、レポート提出の門限を破ったり、試験での単位を落とすといった事を意図的にすることで、自分の進むべき道を心底問い直すきっかけになる、ということ書いています。
これはかなり人間の内面を研究してきた加藤氏ゆえに説得力がありますね。

加藤氏は、実の父親に過大なわがままな要求を突きつけられて育ち、成功しなかったら怒られ、成功したら親のおかげであると言われて育ったようです。
しかも家にいればいわれのない愚痴や悪口を言われてきたゆえに、自分に自身が持てずにいて人間不信にまでなったようです。
そんな加藤氏だからこそ、人間の内面に異常に興味をもったようです。
その分野が加藤氏の専門であるようです。
ゆえに学問をする姿勢も、そのような内面にバイアスがかかっているのがわかります。
わざと難しい単語を使ったり、自分がどのくらい偉大な人であるかをアピールしたりする教授の講義は受ける必要もなければ、その本も買って読む必要はないと書いています。
そのとおりですね。
そのように難しい単語を散りばめた本を読んでも意味不明ですし、自分が偉大な人物であるという事をアピールしいている人の本はやはり引用ばかりで非常につまらないし学ぶものがないですからね。
そうではなく、謙虚にいつまでもいろんな人から、学歴の高低に関わらず学ぶ謙虚な姿勢を持っている人が、やはり学問でも業績を挙げています、それは明白です。
ゆえに、色んな人から学ぶことをも提唱しているのですし、虚勢のために学問を学ぶなという事も言っているのです。
これにも私のモラルと通底するものがあります。
このようなモラルが本の最初から最後まで初志貫徹しているのです。
そんな姿勢に共鳴できる人にはこの本を読んでもらいたいです。
そのようなモラルであってこそ充実した大学生活を送れると心底思っています。
学問一般のみならず、講義、本、サークル、友人関係といった詳細について書かれています。
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大学生は、高校まで大学進学という後ろ盾があったからこそ、それまで勉強に頑張ってきたのですが、その後ろ盾をなくしては右往左往してしまう人が多いのが現状です。
たとえ公務員になる、あるいは司法試験などの試験を受けるという目的のある人でも、大学の講義がそれらにプラスになるかどうかは、保証の限りではないのですからそれは当然でしょう。
私の考えでは、学問には目的があるわけですから、その意味を探るところかは入ってはどうかということを、提案したいです。
やはりいろんなジャンルの本を濫読するのです。
何十冊もです!

それで、もう学問の目的が見えてくるはずです。
学部分けされているのが通常ですが、大学受験の勉強のために、どの学部がどのようなことを勉強するのか、それが自分に合っているかどうかは入ってわかることなのです。
ゆえに、始めから学部わけをすることは間違いである、ということを書いた教授がいましたが、ある程度当たっていますね。
そういった濫読の結果、自分にどの勉強があっているかがわかるのです。
そういった濫読の結果、この本の著者である加藤諦三氏の提唱する立場に合致するということが言えると思います。
加藤氏は、この本の中で、いろんな事➖勉強のみならず、スポーツ、バイト➖を多面的にこなすことを提唱しているのです。
大学の授業でも、与えられたレポートの課題を、指定されたテキストや教科書だけ参考にして書くのではなく、いろんな本や雑誌、ジュリストの類をいっぱい読み、使い、そしてレポートを作成することで、素晴らしい課題になるということを書いているのです。
それには、私も賛同します。
それに、いろんな媒体を使って課題を作成する行為を通して、博学になれるのです。
これは間違いないでしょう。
専門分化は学問発展の結果仕方ないことでしょう。
しかし、便宜上そうなっているからで、その専門に閉じこもり、その専門以外の事は全然知らないでいて、学問上素晴らしい業績を挙げれた人はいないですね。
自分の専門を軸に据えながら、それ以外の分野についていろんなことを知っている人が、やはり学問で素晴らしい業績を挙げれているのは間違いないことです。
私は、法学部に入りましたが、講義だけを受けていても物足りなさを感じたので、いろんな分野の本を濫読しました。
すると政治学の持論の肉付けに参考になる理論を文学や社会学などの学問の本から得ることがわかり、非常に面白くなりました。
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大学1年で専門のことをいきなり勉強するのではなく、まずはじめはいろんな教養をカリキュラムにくまれるのです。
いろんな学問を学ぶ、だから大学はUniversity(Universeは普遍的という意味があります)というのだ、ということを社会学の教授が言っているのを思い出しました。
こんな愉しい事が起こるのに、何故大学教授はこういったことを教えてくれないんだ、と思ったこともありましたが、彼らは教育者というよりも研究者という側面が大きいからですね(笑)
しかし、それを教えてくれないゆえに、他の学問からの参考は邪道ではないか、という考えがもたげてくる人がいるとは思いますが、そんな事は一切ないですよ、その事を発見した人は自分を誇ってそれを自分の専門に役立てていくべきですよということを、声を大にしていいたいです。
更に加藤氏は、失敗する事を勧めているのです。
失敗?と奇異に感じるでしょうが、レポート提出の門限を破ったり、試験での単位を落とすといった事を意図的にすることで、自分の進むべき道を心底問い直すきっかけになる、ということ書いています。
これはかなり人間の内面を研究してきた加藤氏ゆえに説得力がありますね。
加藤氏は、実の父親に過大なわがままな要求を突きつけられて育ち、成功しなかったら怒られ、成功したら親のおかげであると言われて育ったようです。
しかも家にいればいわれのない愚痴や悪口を言われてきたゆえに、自分に自身が持てずにいて人間不信にまでなったようです。
そんな加藤氏だからこそ、人間の内面に異常に興味をもったようです。
その分野が加藤氏の専門であるようです。
ゆえに学問をする姿勢も、そのような内面にバイアスがかかっているのがわかります。
わざと難しい単語を使ったり、自分がどのくらい偉大な人であるかをアピールしたりする教授の講義は受ける必要もなければ、その本も買って読む必要はないと書いています。
そのとおりですね。
そのように難しい単語を散りばめた本を読んでも意味不明ですし、自分が偉大な人物であるという事をアピールしいている人の本はやはり引用ばかりで非常につまらないし学ぶものがないですからね。
そうではなく、謙虚にいつまでもいろんな人から、学歴の高低に関わらず学ぶ謙虚な姿勢を持っている人が、やはり学問でも業績を挙げています、それは明白です。
ゆえに、色んな人から学ぶことをも提唱しているのですし、虚勢のために学問を学ぶなという事も言っているのです。
これにも私のモラルと通底するものがあります。
このようなモラルが本の最初から最後まで初志貫徹しているのです。
そんな姿勢に共鳴できる人にはこの本を読んでもらいたいです。
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