K.V.ウォルフレン 『世界が日本を認める日』

ウォルフレン氏の書く本はいつもながら、読み手に行動を促したり、ものの考えをいい意味で一変させる力をもっているし、変えなければならないと思わせるモラルをいやが応でも感じざるを得ない。

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   K.V.ウォルフレン


そのような性質をもっていなければ、本を読む意味などないし、何百ページもの本など読むのは苦痛でしょう。

確かに、祖述やただ知識を並べただけの本も有るし、そういうものでも最後まで読破したくなる例もありますが、やはり私にとってはまれです。

やはり、この本の題名にあるように、ウォルフレン氏は、日本人一般の国際的な視野の欠如を嘆いているのです。

日本という国をより広い世界という文脈の中で捉える姿勢の欠如もしくは能力が欠如しているのかもしれない」と婉曲的な表現で書いているのです。

それはやはり、一国が色んな国との相互依存の現在によって持続可能な状況において、そういう視点を持つことは重要でしょう。

そのために、私が大学在学中に、政治学教授が国から国際政治学を講義するように要請されていたことを思い出しました。

またウォルフレン氏は、日本の官僚の批判でも有名です。

日本の官僚は、仕事を遂行する能力については非常に優秀であるとしているのです。

然し前例主義で、問題点が浮上してきたらそれを良きものに変えていく創造力の欠如を色んな本で批判してきたのですし、その内容についてはやはり私は慧眼ものと判断していました。

ゆえにこのブログにおいていろんな氏の本を紹介してきました。

この本では、日本がもはや国際的な文脈で注目されなくなったことは日本の官僚にとっては都合の良いことだろう。

だが、この状況は日本人にとって大きな誇りを与えてくれるものとは言い難い」
としているのです。

このような状況を踏まえて一般的な日本人はどのような行動をとっていくべきでしょうか?

やはり前例主義で官僚が動けないならば、一般的な日本人が動くことが大事でしょうね。

また、はいかに国の機構が動くべきかを、これまで色んな国を研究する中で、その日本の異常さをみとめているのです。

この本では、「省庁は政策変更のための本当に必要な決定を下す権力と能力を持っているわけではなく、しかも国民からの付託を最終のところでその決定内容を実行する資本を自由にできる主体ではない」としているのです。

なるほど、そのような内容を読むとやはりと思わざるを得ないですね。

海外の機構との関わりにおいて、国民の意見を汲み取るプロセスがかけてるがゆえに、いつまでも政策が変わらないのがわかりますね。

しかも海外のニュースはほとんどがアメリカ経由であるがゆえに、アメリカのいいようなフィルターを掛けられているということを忘れてはならないですね。

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2004年6月からのイラクにおいての、主権委譲はまやかしであるし、イラク暫定政府なるものはアメリカにコントロールされているのは明らかです。

NGOや国際機関の活動はイラクの人々を支援するだけでなく、占領主体を正当なものに見せるのに貢献しているのです。

また復興事業なるものは石油掘削契約からなる莫大な利益を得るチャンスを与えられている元請け企業はイラクの人々に実質的な支援を与えるためにそこにいるのではないのです。

イラクに戦争をふっかけたアメリヵですが、それは当初色んな理由を付けられていました。

ビンラディンイラクが匿っているからだとか、核兵器を密造しているからだといった事が言われていました。

然し、そんな証拠はどこにもなく、正当性がないまま戦争が起きてしまったのです。

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その真の理由は、イラクが原油の取引をユーロ決済にしていたがゆえにアメリカのドルの需要が少なくなり暴落してしまうがゆえにだったのですね。

またイラクを占領すれば、石油の利権を確保できるからですね。

そういったことは日本のマスメディアは一切放送していないのです、アメリカの属国ですから。

このような自体になったのは、これまでウォルフレン氏は、「冷戦後のアメリカの軍備についての問題は明白な敵がいないこと」としていたのです。

それも理由の1つでしょう。

また、アメリカの影響力が維持されるように世界各地でアメリカの力を見せつけるために必要である、ということも書いているのです。

これもまた一理あるでしょう。

しかしこのイラク戦争についてはこれらだけでなく、取引決済のイラクがユーロ決済にしたとか、石油利権云々を読んだほうが説得的でしょう。

やはり1人の意見だけでは説得力にかけますから、複数の人の著作を読むなりネットで調べるほうが良いでしょう。

かといってウォルフレン氏を蹴落としているわけではないのです (笑)

1人だけでは真理に近づくのに限界があるということです。

しかし、以下の文もウォルフレン氏やその他の人の書いた本からも明白ですので心に留めておいたほうがいいでしょう。

50年代から日本の輸出企業が世界の国々に輸出してきた品々のおよそ4分の3ドルで受けてきたのです。

ドルが国際金融システムを支えきれなくなってら世界規模の金融危機が起きるがゆえに、各国の首脳たちは手をこまねいているのです。

また、ドルの買い支えをするために日本がいろんな事をしてきました。

郵政が民営化されたり、最近では日本人の年金の一部をアメリカに差し出したりと、怒りが震盪することばかりです。

アメリカの財政赤字、貿易赤字は、これから先アメリカがどんなに努力を重ねても克服できない額だといいます。

その際には、ドルが基軸通貨でなくなり、アメリカの覇権を終焉させざるを得なくなるでしょう。


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その後にどのような事をすべきか、といったことまで考えて行動しなくてはいけないでしょう。

その後に、どのような未来予想図を描くかを日本人も構想しなくてはならないでしょう。

こういった事をすることもやはり、この氏の本の冒頭に書いてあった日本人一般の国際的な視野の欠如への嘆きを想起せざるを得ないですね。

その他、この世界情勢の中で、提示しているのいろんな考えを学べるので、この本はおすすめですね。

●この本は以下よりどうぞ!
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その他、ウォルフレン氏の本についてレビューしたページは以下です。
   ↓
『いまだ人間を幸福にしない日本というシステム』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/404153213.html?1442740078

『日本に巣食う4つの怪物』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/411025348.html?1442739448

『アメリカからの独立が日本を幸福にする』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/416108583.html?1442739522

『偽りの戦後日本』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/419390846.html?1442739842

『アメリカとともに沈みゆく自由世界』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/403562125.html?1442740154

『この国はまだ大丈夫か』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/403116925.html?1442740217

『怒れ!日本の中流階級』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/474007969.html

『年収300万円時代 日本人のための幸福論』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/376743327.html?1442740414

『独立の思考』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/369324554.html?1442740685

『快傑ウォルフレンの日本ワイド劇場』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/474352719.html?1585742051

『日本という国をあなたのものにするために』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/474704991.html?1587528849

『民は愚かに保て』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/474836111.html?1588163649

『アメリカを幸福にし、世界を不幸にする不条理な仕組み』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/474944528.html?1588731312


『支配者を支配せよ』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/475035819.html?1589182011

『ブッシュ/ 世界を壊した権力の真実』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/475173891.html?1589874313

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