韓鶴子 『人類の涙をぬぐう平和の母』

これは、統一協会の創始者である文鮮明氏の妻である韓鶴子氏の自叙伝です。

408ページもありますが、興味のある方は読んで見るのがいいでしょう。

宗教創始者の元、はじめは1つだったものが、その創始者の死後、あとを継いだ人たちの価値観の違い、または時代の変化の要請、または文化的な融合や適合による変化を免れ得ず、どうしても変化せざるを得ないのです。

このような事実をいろんな宗教を学んで知りました。

ことキリスト教も同じだったのでした。

文鮮明が始めた統一協会にしても、従来のキリスト教とは違うのは明白でした。

この本の6ページには、「神様の願いは人類の真の父母になり、神様の元の人類一家族を実現することでした」と書いてあるように幾分、儒教的なニュアンスを感じざるを得ないのです。

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それはこの宗教が、韓国ではじめられたゆえ、韓国は儒教が基礎にある国ですから、必然的にその色がついてしまうのは当然ですし、それを批判しようとも思わないです。

そして、主にその宗教の長によって、その人の価値観によって元の宗教からは違うように脚色されていってしまうのも必然ですし、それも批判しようとも思わないのです私は。

鶴子氏は、「耳があっても聞こえず、目があっても見えていない人々のために、東から西、南から北へと地球の至るところをまわり、天の摂理の真実を伝えることに全てを投入してきました。」と書いていることからわかるように、非常に心優しく、かつ行動力のある人であることを感じざるを得ません。

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         韓鶴子


世の中には、人の心を大事にする人、逆に人なんかどうでもいいと考えて友人が全然いなくても構わないという価値観で生きている人に二分されるのですが、鶴子氏は前者のタイプのようですね。

そのような人には当然、同じタイプの人がよってくるのです。

宗教に入る人は前者のタイプがほとんど、ではないでしょうか?

ゆえに、この宗教に入れば誰もが、優しくなれるという勘違いをしてしまうのです。

しかし、後者のようなタイプが前者になることはないから注意が必要です。

鶴子氏は人々の幸福のために、行動してきたその行動力の半端なさがこの本から垣間見る事ができます。

このような半端ない行動力をしては、次の世代の人が果たして真似できるのだろうかと危惧するほどのものです。

平和、食料、環境のために様々な行動をしてきたのです。

そして、その行動に対してはまったくの見返りを求めていないのですから感服するまでです。

世界の人々のために農園学校まで自分のお金をはたいて作ったというのですから驚きです。

そういった行動を、寝る間も惜しんで、体の健康を害するのもいとわずに行動してきたのです。

その行動力の原動は宗教と考え勝ちになりますが、私はそうではないと思います。

やはり、鶴子氏は、生来から心優しい前者のタイプであったゆえに、そのような行動に駆り立てたのだろうと思います。

その心が、神の加護というような思いになれば、更に行動力に駆り立てる原動力になる、ということはこれまでの読書で明らかです。

そんな行動力があったがゆえにカリスマ的な存在になったのでしょう。

そして鶴子氏の言動に惚れた人がこの宗教に入ったという例は無数にあるでしょう。

夫妻ともにカリスマ的な存在であったのですね。

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      文鮮明


文鮮明氏は、自身の自叙伝で、神が自分の前に現れて、そのからキリスト教の新たな指導者である旨を告げられたようで、それがこの宗教の始まりだそうです。

また、末日教会、いわゆるモルモン教は、1820年に父なるキリストが青年ジョセフの前に現れ、1823年にはモロナイという天使がジョセフの前に訪れ、古代アメリカに関する記録の埋蔵場所を示しましたというのです。

1827年にジョセフが、その古代アメリカに関する記録の埋蔵場所にあった金版を翻訳し、それが元で『モルモン経』ができたのです。

それがホルモン教の始まりです。

同じような逸話ですね。

しかし、それを信じるかどうかはその人に任せます。

しかし、この統一協会に入った人は、その逸話云々ではなく、その行動力ゆえに、信者になったのではないかと思われてならなかったですね。

そのカリスマ性に魅せられた人が多いゆえに、この宗教は190カ国以上もの国々にまでひろまったのでしょうね。

これをこの本で知って驚きました。

この宗教の学校まで作ってしまったのだから驚きです。

また、この宗教の集いにおいて、ヤンキースタジアムワシントンモニュメント東京ドームも使用されていたということを知って私は驚きました。

こんな広いところでしてきたの!と驚愕の思いになりました。

この宗教は日本にも当然ありますし、米国、欧州、中東、南米への伝道から開始したようです。

そのほとんどが、すでにキリスト教の教会が多数存在しているところであるにも関わらず、そんな伝道が実を結んだのですから驚異ですね。

これまで、格安のスーパーやコンビニが多数あったにもかかわらず、更にそれらを上回る価格とサービスを打ち出した『まいばすけっと』が進出して、これらの店をことごとく駆逐していった劇と重なりました (笑)

私はどんな宗教にも与しない立場ですが、そのような霊力というか神力の存在については存在を認めるのです。

鶴子氏の話によれば、文氏とは面識もない時に、文氏が夢の中に出てきたという経験を吐露してますし、占い師に文氏との関係について「天が定めた夫婦です。天下にまたとない夫婦ですね。滅多にお目にかかれない天の四柱です。」とつげられ実際にそのような夫婦になったのでした。

そして文氏との間に14人もの子供を生んだようです。

このような宗教的な力の存在については、認めるのに吝かではないのです。

しかし、このような逸話をきいたからといって、そのままそれを信じ切るのはちょっと留保しておいて方が良いでしょう。

文鮮明氏の前にキリストが現れて啓示を告げられた云々についても同様に、この本の冒頭に書いてある、「その中心には、独り娘が誕生した大韓民国があります。

ですから、大韓民国は天の食福を受けた国であり、韓民族は天に選ばれた民族です。」という文言は、当然批判の対象になるでしょう。

またこの宗教で有名なのは、合同結婚式です。

これは、文鮮明氏が、男女の未婚者を組み合わせて合同で結婚させるのです。

これまで全くの面識のない人が。

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それによってどのような結婚生活が送れるかは、その結婚した者同士にしかわかりませんが、やはりこれも批判の対象になりやすいのです。

しかし、その宗教やその創始者の本なりにぞっこんになってしまった人は、そのようなことを考えずにそれに従うのです。

要するに無批判になってしまうのです。

でもその本人が、自分がそれで幸せと思えるのなら批判はしないです。

宗教に入るきっかけは、やはりいろんな宗教を比較して勉強してから決める、という学者のような仕事をしてから入る人は殆どいないでしょう。

やはり勘といいますか、インスピレーションめいたもので入信するのが通常でしょう。

私の立場としては、それでは根拠が薄弱でよろしいとは思えないのです(笑) 。

宗教に根拠を求めずに、事物を多角的に見ていくことで、解決の糸口を見つけていく事ができるというモラルですし、そのようなモラルでずっと来ましたので、これから変える事はできた話ではないでしょう。

でも宗教に拘る人に対しては、批判しようとは思わないですし、それで幸せならばそれでいいと思います。

しかし、その内容を吟味して、自分にはこれだと思えて、これなくしては自分の人生がないと思えるのならば、それを永続していけばいいでしょう。

しかし学ぶべきは宗教的な力ではなく、その行動の内容と思うのです。

正直、この本を読んで鶴子氏の行動の内容には感服しました。

であるならばその内容を模範としていけば、これからの人生の行動の原動力になるでしょう。

だから、その宗教に入ることではなく、その内容を自分の中に取り入れて、その真似をするのがベストではないか、というのが私のモラルになっています。

何もその宗教に入ることではなく (笑)

ですから、世のため人のためにという人生観を真似たい人は、この本を読み糧とするのがいいと思いますし、そんな人が多く出ることを私も期待するのです。

そんな全くの見返りを求めないほどの行動の積み重ねをしている人に、といった存在が味方してくれて、さらに行動に拍車がかかり相乗効果をもたらす、ということを私は信じているのです。

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その宗教を信じることが第一ではなく、そういった行動に結びつける読者が第一であるという私のモラルに与してもらえる方はこの本を読んでくださいませ。

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