小松左京 『日本文化の死角』

私が読んできた論文の本を分類すると、3つのタイプに分かれます。

1つは、いろんな本の断片を切ってつなげただけのつまらないもの。

2つは、書いた著者が、これまで読んできた本や資料からヒントを得て、自分なりの意見なり主張なりを論じた非常に有意義なもの。

3つは、関心の赴くまま、いろんな事象を研究し、それを本としてまとめたがゆえに非常に好奇心が喚起されて、読んでいる時間が非常に有意義に過ごせるもの。

この『日本文化の死角』3番目の部類の属すものですね。

読んでいる人に、問題点を提示して当為を語るものではないですし、これまで学校でならった事象の中かから、その裏の歴史を呈示しているので、こんな歴史の事実があったの?と思えるものが多くあり、非常に有意義に読書の時間を過ごせました。

キリストは日本へきて死んだ」という奇説があり、キリストの弟子たちは替え玉を使ってキリストをかばい、はるばる日本へきて青森で死んだ、ということです。

青森県の戸来(へらい)という小村があり、そこがキリスト最後の地であり、「へらい」というのは、ヘブライのなまったものだ、というものです。



これは非常に興味深い話しでしょう。

その他、源義経は実際は死んでなくて、モンゴルに流れそしてジンギスカンになったとかいった話は聞いたことがある人が多いでしょう。

その真偽のほどはわかりません。

こういった歴史教科書に書いてないことを、書かれた本というのは非常に興味深いですね。

そういった話がいっぱいこの本には詰め込まれています。

私が小学生の時に、伊達政宗の祖先が、あの中臣鎌足であったということを聞いて驚いたのですね。


    伊達政宗


それは山岡宗八氏の歴史小説である『伊達政宗』の豪華版の1巻の最初のページにその系図があったのですね。

それをみたら実際にそのようになってました。

小学生6年の時に習う歴史の最初の方に出てくる「大化の改新」において、中大兄皇子とともに蘇我入鹿を暗殺して政治の実権を握る人ですね中臣鎌足は。

それの子孫が、伊達政宗になるとは!と驚きでした。

しかし、それを高校時代に社会科の先生に話したところ、捏造や誤って書かれた家系図がそのまま定着してしまったという可能性の方が高いということですね。

それは大いにありうる話しでしょう。

当時は、情報を緻密に保管しておく技術などなかったでしょうし、家臣の闘争心を鼓舞するために、伊達家が捏造した可能性も当然あるでしょう。

しかし、それなりに中臣鎌足の子孫であるということを裏付ける情報があるのであるならば、その可能性はあるでしょう。


  大化の改新



しかし、その情報の信ぴょう性が高いか低いかにかかわらず、その真偽は確かめようもないのです。

まあどちらにせよ、その探索は楽しいものですね。

そんな楽しい時間を過ごすのに最適の本であるということを書いておきたいです。

しかし、小松左京さんはいつのまにか故人になってしまっていたようで悲しい限りです。

のみならず、梅棹忠夫、米山俊直、林屋辰三郎、梅原猛、加藤秀俊といった人たちと小松左京さんは一緒に学会を結成したり、対談集を出したりして、これらの人たちの本はいずれも楽しく読ませてもらいました。

しかし、加藤秀俊氏以外はいずれも故人になってしまっているから哀しい限りです。

そんな楽しい思いをさせてくれた人の1人として、この小松左京氏の本をここで紹介したいと思います。

●以下よりどうぞ!
  ↓



teket15948.jpg


おススメのネット本スーパー 『honto』です!

書籍や電子書籍を買うごとに、100円につき1ポイントが貯まります!

そのポイントは、また書籍や電子書籍を買うときに使えます。

更に会員になると、毎月10%あるいは20%の割引きのクーポンが送られます。

電子書籍なら30%offの場合も!

こんなサービスのいい本屋さんのサイトは知りません!
  ↓











ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント