岩原信九郎 『記憶力』

ある学習について論じた本を読みましたが、そこには忘れてしまう脳のメカニズムについて論じてしました。 それを読んで、「なるほど、こういう覚え方だといけないんだ」と感心した次第ですが、そこには「何故、忘れてはならないのか」という部分が欠落してしました。 やはり、そこを論じないと読者は不毛に感じられてならないでしょう。 …
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林周二 『比較旅行学』

旅行を心から楽しむ人にはうってつけの本であると思いました。 音楽を愉しむことに意義を見出せない人に、音楽の愉しみ方といったたぐいの本を出しても、何ら興味が示せないのと同じように、旅行に楽しみを見いだせない人にその愉しみ方の多様性を語っても興味がないのと同じです。 しかし、旅行に興味を見いだせて、これまで自分が体験して…
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池田潔 『学生を思う』

この著者は、イギリスやドイツの大学に留学したがゆえに、それから帰国して日本の大学の教員に就職したので、西欧の大学生とこちらの大学生のパーソナリティや勉学に対するスタンスを、ほぼ対比の構造でとらえているのですね。 大学という最高学府にいながら、体育の課外活動にいそしんで、講義にはほとんど出席しないで4年間を過ごし、それで卒業…
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佐伯啓思ほか 『これからの世界を考える人へ』

毎度のことながら、佐伯啓思氏の本は、ちょっと読むだけで集中していってしまいます。 私は大学時代に政治学のゼミに所属していましたが、その担当の先生曰く、「私は、学生時代から今まで何度丸山真男の本を読んできたかわからない。もうボロボロだもの!」といっていたのを思い出します。 佐伯氏の本は、私にとってそんな本になりそうな気…
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加賀乙彦 『現代若者気質』

この本は、昭和49年が初版といいますから、かなり古い本ですね。 しかし、この本が書かれたのは、戦争が終わってから30年近くが経っていた時のころですね。 この時代の大学生を中心に若者というカテゴリーに入る人たちの生態をつぶさに観察し、それに意味づけを与えているのがこの本ですね。 もちろん、この著者は大学の教授です…
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司馬遼太郎、ドナルド.キーン 『日本人と日本文化』

これは日本の誇る歴史小説家である司馬遼太郎氏と日本文化の深い理解者であり造詣者であるドナルド.キーンさんの対談集です。 こういった対談集は、当たりはずれがあるので、期待はあまりしていなかったですが、実際に読んでみて、当たりであるのがわかりました。 それは72年がこの本の初版なのにいまだ新品で入手できるのを見ても明らか…
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岡本清一 『自由の問題』

この本の著者である岡本清一氏にとって、自由という概念ほど興味に尽きない問題はないといいます。 物事を突き詰めていくと必ず自由の問題に突き当たるからだといいます。 自由…これはいろんな角度からの議論が可能でしょう。 ~からの自由、~への自由、今許容される自由の内容…etcいろんなものがありますね。 それらに…
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石橋政嗣 『非武装中立論』

何度か前に、武装か非武装かということで、その是非を問い、私は非武装というのは幻想にしか過ぎないということを書きました。 やはり、人類が軍隊や兵器の作り方を知ってしまった以上、全部を廃棄する条約を交わして廃棄したとしても、絶対にその条約を破って軍隊や兵器を作る国が出てきてしまい、その結果、その違約した国が出てきたら元も子もなくな…
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生越忠 『これからの大学』

和光大学の教授だった著者が、大学の在り方を論じた本ですね。 東京大学を出ている著者が、和光大学に赴いて教授するかたわら、そこの大学と東大の生徒との比較で、創造性に差はないとしているのです。 これには驚きました。 しかし、物事をすぐに暗記してしまう能力においては東大の方が圧倒的に高いとしてです。 それまでに…
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日高六郎 『戦後思想と歴史の体験』

この本を読んで、科学は改めて、人に行動を促すためのものであるなということを感じた次第です。 この著者の日高六郎氏は社会学が専門でしたが、それ以外のいろんな学問に精通しているのがわかり圧倒されました。 社会を大幅に、そして綿密に分析して、そこから何をすべきか、今どのような状態になっているか、どのような方向が望ましいかを…
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奥宮正武 『PKOと憲法』

武装か非武装か? これは今となっては不毛な議論かもしれないですが、どちらかに割り切らないといけないときに迷っている人に読んでほしい本ですね。 私は、大学が法学部だったこともあり、いろんな法学者の本を読みました。 宮田光雄、渡辺洋三、小林直樹といった人たちの本ですね。 そこに書いてあるのは、やはり自衛隊は違…
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サンチャゴ.カリョ 『ユーロコミュニズムと国家』

この著者はマルクスの思想を基本に据えつつ、その実現を志しながら、社会を良くしておこうといモラルが感じれますね。 マルクスの思想がもとになった社会主義の国が今では4か国になってしまった現状をみれば、やはりそういった思想や、それに関する本は読む意味なし、というレッテルを貼ってしまう人がいるのは止むを得ないですが、本というのは何かしら学…
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岡倉古志郎 『死の商人』

死の商人とは、聴きなれない言葉ですが、戦争をする兵器や軍艦などを製造して販売しお金を得る人たちのことです。 これは古今東西いるということですね。 J.Pモルガンは南北戦争時に、鉄砲を製造販売することで大きな利得を得ました。 また、日本の大倉喜八郎は、大倉財閥の始祖ですが、神田にある大倉鉄砲店を開業し、明治期に大…
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E.H.カー 『歴史とは何か』

E.H カーといえば、大学在籍中に現代国際政治学の祖ということを国際政治学で習いました。 平和とは現状維持ではなく、平和的変更であるという現代では当然視されている法則を呈示したということでその学問の祖となりえたのでしょう。 E.H カー やはりそういう持ち上げられ方をされれば、読みたくなるのが必然でしょ…
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K.V.ウォルフレン 『ブッシュ/ 世界を壊した権力の真実』

この本は、ウォルフレン氏の毎度のことながらの、アメリカの政治批判です。 日本の政治の批判ではないからといって読むに値しない本ではないということは断っておきましょう。 地球市民として、脳内に入れておかなくてはならない事柄がたくさん詰まった本であり、それ故にその知識をもっていくか行かないかで、地球の命運が決まるといっても…
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加藤秀俊 『人生にとって組織とはなにか』

今は働き方が多様化していますが、この本が出された当時(=1990年)においても、そのような変化はあったのです。 人との付き合いが億劫である。 だから自営業になる。 それでも、その自営協会に加入しないといけないし、それでも弁護士や、税理士といった人たちとの付き合いや年金などの納付…あげていったら切りがないのです。 …
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カレル.ヴァン.ウォルフレン 『支配者を支配せよ』

直接的な題名の本ですが、ウォルフレン氏は、読者である有権者に対して異常な期待を寄せているのです。 この本の冒頭でいきなり「一般国民から発するものでなければその他の担い手はいない」とまで書いているのです。 今の日本のシステムでは、日本の政治家がいかなる権力を手にしようと、何らかの見えない方法で、日本の進路を決めていく方法を手に…
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柴谷篤弘 『あなたにとって科学とは何か』

この本を読んで改めて確信したのは、現代人は科学的な事象に囲まれているがゆえに、科学的な知的武装をしていかなくてはならない、ということですね。 科学、技術、政治、社会が密接に絡んでいるのです。 それぞれの人間が、どのように自己を形成しつつ、この動きにかかわっていくかということを考える必要があるということですね。 …
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K.V.ウォルフレン 『アメリカを幸福にし、世界を不幸にする不条理な仕組み』

この本を読んでも、さすがにウォルフレン氏は確固たる持論を即座に出す能力にたけているなと感心する次第です。 昨今の情報がカオスのように氾濫する中で、持論を毅然と展開する姿勢には感服する次第です。 グローバル化は世界の趨勢であり、その中で自分の国もそれに従わなければといった気分になってしまうのが多勢に無勢の観がありました…
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佐伯啓思 『擬装された文明』

この本は、あまりの素晴らしさに、一気に読んでしまった本の1つですね。 これは、9時くらいに喫茶店に入って、パフェグラッセを頼んで、読み始めて、1杯だけでは足りずに、もう1つパフェグラッセを頼んで読み進め、1時過ぎに精神的にリフレッシュするために終えて、店を出ました。 そして次の日に読むのを完了しました。 …
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小此木啓吾 『モラトリアム人間の時代』

これは大学時代に私が読んで、センセーショナルを感じた本です。 たいていの本は、1回読んだらそれきりというのが当たり前ですが、それから何度も読んでしまうというパターンはそんなにないのですね。 本好きの人でもそういう人は10人もいないのではないでしょうか? そういうパターンの稀有な例です小此木氏は。 この人の…
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岩国哲人 『出雲発 日本改革論』

私の知り合いの実業家が、この岩国さんと知り合いだったこともあって興味あって、この本を読ませてもらいました。 このかたは、国会議員を務め、出雲市長にまでなったかたなのですね。 私はつねづね社会科学は、社会をよくするためにあるということを念に思っていました。 ゆえに、多くの人がこれを学んで、そして社会にある問題点を良き方向…
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