小尾敏夫 『ロビイスト』

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この本は、アメリカロビイストといわれる人たちの生態を詳らかにしていますが、それが凄い勢力となっていることをこの本を読んで知りました。

警戒すべきは、ウォール街の動向だけではないのがわかりました。

この人たちは、自ら選挙でバイパスしながら、ワシントンの政官界を牛耳る1大勢力になっているのですね。

全米商工会議所は議会対策として、ロビイング、法案作成、選挙支援をおこない、審議の膨大な法案の半分以上はロビイストが作成するまでになっているんだそうです。

会員から50万通の手紙を集め、賛成する議員、反対する議員を色分けし、後者に集中砲火を浴びせるのだそうです。

地方支部や態度未決定者の地元に、情報流しておくのだそうです。

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産軍複合体は、政府が唯一の市場であるために、食い扶持を得るために、世界のどこかで戦争を越させる必要があるのです。

ゆえに、戦費肥大の一方、ペンタゴンは軍需産業で潤い、天下りの天国であるそうです。

こういった事の増長にもロビイストが1役買っているのは言うまでもないですね。

日本へのコメ輸出にしろ、日本からの日本酒輸入にしろ、ストップをかけさせるようにロビイストがどのように働きかけて、どのような結果になったかという裏の歴史をこの本で初めて知ることができました。

これはもともと、アメリカ社会のために発足したものであったはずですが、これがエスカレートして、いつの間にか、その行動をすることが自己目的になってしまっている観は否めないですね。

日本においても、医師会、建設、農林団体が選挙母体になっているパターンは珍しくないないです。

票田のお世話になるのですね。

特定の業界と結び付き、政治資金になるのです。

その見返りとして、予算補助金要求、陳情の圧力を官庁にするようなことはよくあります。

こういった人情めいた話をきくとそれでいいのか悪いかは、そのパターンによりますし、一概には判断つけようもないことはよくあります。

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しかし、ことロビイストのパターンにしろ何にしろ、自分のやっていることがあまりに自己目的化していくと、全体の政治を見るのに片手落ちということになりがちですね。

そうではなく、政治に自分の身や時間をささげることは、マクロ的に考えてどのような反響を生むか、どのような意義があるのかを吟味しながら行動していくことが大事でしょう、何よりも。

そんなことを目覚めさせてくれる本であるなと思いました。

●参考までにこの本をどうぞ!
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ロビイスト―アメリカ政治を動かすもの (講談社現代新書)

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