中嶋嶺雄、深田祐介 『アジアの世紀は本当か』

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この本は20年以上も前に発行された本ですので、あまり注目されなさそうですが、私は今も興味深く読める本だと思います。

中国研究の第一人者である中嶋嶺雄さんと深田祐介氏が交互に論文を書いていく形式の本です。

今や世界第2位になった中国ですが、当時はまだ経済発展には離陸したばかりのところでした。

しかし、91年ソ連が崩壊して、社会主義はだめだとわかり、どの国も市場経済化を図ることにしたようですが、ことはそう簡単ではなく、その社会主義の残滓が残っていたがためになかなか市場経済化がうまくいかなかったようですね。

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私も大学で特殊講義として、中国の政治と経済について学びましたが、そこで分かったのは、社会主義の残滓のみならず、中国の広大な領土と人民、他民族、多言語のために統合がうまくいかないということが分かりました。

やはりそういうことが要因になって、中国の前途はまだ多難だな、ということが印象として残ってます。

この本で書かれている中国社会主義の市場経済化への難しさを物語った内容は、以下です。

他社とは競争をせずただものを作ればいいという社会主義を採用していたがために、中国の郷鎮企業が依然として立ち遅れている。

集団農場制も生産請負制にしましたが成長のスピードが遅い。

こういった改革を進めていても、犯罪が多発していてその改革をさらに遅らせてしまっている。

公安警察、人民警察の強化をしてもそれほど意味のない状況であったようです。

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のみならず、社会主義国のつねとして官僚天国であったがために、三角債が9000億元もあったのです。

それだけでなく、中国は人治国家であるがために、いきなり法が変わり、いきなりものに税金がかけられる、ということにもなっていたようです。

このように法の規範が中国では緩いために、法を犯したらいけない、ということが西洋諸国の国民のように内面化されていないがために、平気で契約を不履行にする会社も多くあるようです。

『中国現代化の落とし穴』という本を読んだことがあるのですが、そこには中国の契約履行率は60%だそうです。

商品の売買契約を結んでお金を渡す、あるいは振り込むもきちんと商品が届くのは60%前後ということです。

これでは健全な経済発展は望めませんね。

また労働争議が多発して50%もの賃上げを要求なんていうこともあり、こういう争議もまた順調な発展を妨げている、ということです。

それにお金のほしさに、娘を農村に売るなんていうことも公然とおこなわれていたというから驚きです。

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上海のような経済特区は潤っていたが、中国本土は農業人口が全体の80%を占めていて、工業生産が遅れてしまっている。

それに、外交の企業が中国にきて、技術の移転を合弁でしても、中国の会社はその内容について理解できるようになると、「もうやり方が分かった。だから合弁契約は解消しよう!」というようなことを平然と言ってくるのだそうです。

自動車が国の中を走るようになると、その自動車を買い、そのためのガソリンを買い使うというプロセスの中で、経済は潤うことになりますが、そのためには、道路、ガソリンスタンド、街路灯、交通標識、法規があって初めて意味があるのですが、当時の中国はまだ砂漠状態だったのです。

しかも、環境対策がなされないまま産業化工業化が進んでしまったがために、毎年10%の国土が砂漠化していったようです。

当時、江沢民が国家主席と党書記長を兼ねていましたが、当時も中国は、党がどう考えているかによってすべてが決定されてしまう、という状況であったようです。

また首相批判の本や新聞を国家のれっきとした出版社は出せていない状況でした。

これでは、民主主義を満たすことはできないのは明白です。

また中嶋嶺雄氏が、人民解放運を、アメリカの軍産複合体になぞらえて「軍商複合体」というように書いていますが、その人民解放軍による圧制が行われていて、軍医システムの膨張化(ミサイル、核開発)が野放図的になされている、ということです。

こういったマイナス要素が中国にはいっぱい横たわっていましたが、それとは対比的に台湾では順調に経済が上向きになっていたようです。

その様子は以下です。

李統輝が首相の時に農地改革が成功しました。

小作料を、50%から37.5%に引き下げたことにより、農業水準を上げたのです。

日本、台湾、韓国は貧富の差が小さく、富の再配分が平等に行われている国でした。

そして開発独裁から、民主主義政治へ移行できた国だったのです。


日本は、十河信三総裁の英断で世界最高速の鉄道である東海道新幹線を敷設することができました。

韓国は、首長を選挙で選ぶのです。

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95年当時、韓国の成長率は実に8.4%でした。

三星自動車は日産と提携し、その役員は全員一級整備士の資格を取っているというのですから素晴らしいですね。

現場第一主義なのです。

その他、ミャンマーは台風がないから耕作の大地としては適切で、この地の特産物であるモモやアンズの加工工場が日本から進出していたようです。

また、タイも経済開放で工業国家化に成功。

またインドも三権分立と民主主義の浸透が見られ、慣習を重んじ、契約を重んじる文化に活路を見出されるとしていました。

不安材料が横たわる中国に対して、こういったアジア諸国には順調な活路を見出されるとう対比の関係で描写がされているように私は感じました。

そのような中国に対して、日本はアジアのために中国を牽制し、それに対する積極的な外交をしていくべし、ということが書かれていました。

しかし、その後の経緯を見てみればわかるように、中国は経済的に飛躍を果たし、今や世界2位の経済的地位を獲得しました。

そのターニングポイントとなるのが、やはり朱鎔基が主席になったときでしょう。

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朱鎔基

朱鎔基は1200人中300人のリストラを断行しました。

「部」や「委員会」も40から29にまで減らしました。

のみならず、浦東開発計画を成功させ、中国版の不良債権である三角債問題も解決、97年にアジアをおそった金融危機の際に朱鎔基は「中国は断じて元の切り下げはしない!」と毅然とした態度を示し、その結果インフレは鎮静化し経済発展の軟着陸に成功したのです。


これは莫邦富という中国人ジャーナリストの書いた『アジア覇権の行方』という本に詳しいので、参考図書としてお勧めしたいです。

しかし、喜んでばかりはいられなく、中国は依然として犯罪大国、人治国家であり、そのために、経済大国になっても依然として治安の悪い国であることはいうを待ちません。

それは、中国という国が何百年、いや千年以上もかかってつみ重ねてきた文化の結果であり、西洋諸国に倣ってこうしたほうがいい、こうすべしということを規範として提示してもなかなか変わるものではないことが明白です。

同じく莫邦富という人の書いた本である『蛇頭』という密入国斡旋業者のドキュメントについて書いた本を読むと、とにかく中国人は自分が生きていくためになら法を犯してもかまわない、人が犠牲になってもかまわない、というような気風を持っている、ということが分かります。


それが公然とおこなわれるのであれば、健全な人間関係を他国の人たちと結べるわけはありません。

先にも書いたように、『中国現代化の落とし穴』という本には、「中国での契約履行率は60%」ということからもわかるように、こういうことも公然とおこなわれるようであれば、これから先健全な発展を果たし、健全な関係を外交と結ぶのは難しいでしょう。

天児慧という、私が大学時代に読んだ中国研究者として有名な学者の本を読むと、「中国人は平然と約束を破る」ということが書かれています。

ここを読んで私は、「そんなことはないでしょう。たとえそういうことがあってもきちんと人間関係を結んでいけば中国人もきちんと心の交流をしていくでしょう。」と思いましたが、やはり天児氏のいうことのほうが正しかったようです。

今の職場にはたくさん中国人がいます。

その人たちといろいろ話して、お茶をあげたりジュースをあげたり、お菓子をあげたりしましたが、彼らは「ありがとう!」ときちんと言います。

それで安心していました。

しかし、それ以外の礼儀がまるでなっていません。

「最近あの中国人見ないなあ」と思い、その中国人はどうしたのかと思い、訊いてみるとやめたのだといいます。

私は、「何で?あんなに世話したのに何にも言わないで辞めちゃったの?」と不思議でした。

日本人ならお茶をあげたりジュースをあげたり、お菓子をあげたりしたら、辞める時に「今日で辞めます。これまでありがとうございました。」というようなことを言うのが当たり前です。

その中国人のみならず、そういうことを平然としている中国人は多くいました。

一緒にお酒を飲みにいったにもかかわらず、何にも言わずに辞めていった人もいるから驚きです。

こういったことは中国が1000年以上も積み上げてきた文化の結果であるから仕方ない、というような意見が出そうですがコメントに困ります。

礼儀や義理、人情を教えた孟子、孔子といった人をうみだした中国であるから、中国人はみな礼儀にたけているかと思いきや全然逆ですからおどろかざるを得ません。

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こういうことが平然とおこなわれるならば、これから先ビジネスをするに際し、中国人と提携するわけにはいきません。

こういったことを考慮すると、今世界2位の経済大国の地位を手に入れたといっても、そのまま無批判でいるわけにはいきません。


その改善を、中国がまた中国人が改善していく姿勢を見せてくれることを期待しています。

この本のみならず、『アジア覇権の行方』『蛇頭』『中国現代化の落とし穴』といった本はもちろん、それに関係する本をふせて読むと面白いと思います。

●この本は以下よりどうぞ!



アジアの世紀は本当か―ポスト〓@68B0@小平をズバリ読む!


★その他おススメ本

アジア覇権の行方―日本を脅かす中国その実力と正体

蛇頭(スネークヘッド) (新潮文庫)

中国現代化の落とし穴―噴火口上の中国











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