エマニュエルトッド 『帝国以後』

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この本は、アメリカの政治的経済的な行くすえを、この著者の特異な視点、グローバルな視点で分析している良書です。


この著者は、識字率や教育のいきわたりによって、世界の動向が変化しているということを言った、たぐいまれなる視点を持った人として有名です。


言われてみればそうですね。

私も、そのことは実感しています。

やはり人間の頭はいいようでいてそんなによくないですから、暗記したことは時がたてば忘れてしまいます、全部が全部ではないですが。

そのために必要なのは、やはり識字ということに違いはありません。

字を読めることによって、行動が変わるのです。

しかし、字が読めないことによって、行動は周りの人間任せになりことは間違いありません。

自分の理想が持てて、それに向かって進めるようになるためには識字が重要な役割を果たすことに違いはありません。


その視点でもって、アメリカが、人口が多く、識字化され、民主主義がいきわたった広大な世界を事実上支配するのは不可能であるといいます。


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この著者は、「人間は読み書き計算ができるようになるとほとんどが自然に自分の物質的環境を制御するに至る。経済的テイクオフが教育的発達のほとんど自動的な帰結として進行している。」と目の覚めるような分析を明らかにしています。

その識字率のおかげで、イデオロギー的政治的危機から内戦を引き起こすのであるとも言います。

また、清潔と几帳面さが高じて赤十字社も創設されたのだとも言います。


この著書でも、やはりアメリカの批判をしているのです。

しかし、相手国が第三世界のような教育がいきわたっていないところでなく、教育のいきわたった国であるならば、もうアメリカの言いなりにはできないということでしょう。

自由貿易グローバリズムは、アメリカが先導して導入したものですが、それについてもやはり批判的な目で見ているのです。


「自由貿易は、賃金の縮小と相対的需要の停滞を引き起こし、そのうえ、豊かな国の豊かな人間と、貧しい国の貧しい人間の間の格差に等しいすさまじいレベルの不平等を各国に導入しかねない。」ということです。

これはトッド氏『自由貿易は民主主義を滅ぼす』という著書でも書いておられますね。

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エマニュエルトッド

では、なぜグローバリズムや自由貿易はアメリカによって、先導されたか?

アメリカが世界最大の赤字国家だからですね。

財政赤字、貿易赤字がすさまじいばかりの額に上がっているからです。

その赤字を埋めるために、各国に貨幣経済を導入して、その事業から上がる利益でアメリカの経済を延命しようとしたにほかなりません。

しかし、それでは根本解決にならないでしょう。

根本解決のためには、ハイパーリッチといわれる人たちからたっぷりとお金を出させて財政を立て直す。

一般庶民から増税しても仕方がないのです。

そして、世界に通用するようなモノつくりをして、貿易を黒字にするという努力が必要なのです。


しかし、アメリカにその姿勢は見れません。

最近の、赤字は、対中国で830億ドル、対日680億ドル、対メキシコで300億ドル、対韓で130億ドル、対EUで600億ドルとすさまじいばかりの額なのです。

昨今のアメリカの政治経済は、2重の面を持っているといいます。

それは、非生産性と財政的無責任性。


景気後退の局面において需要を刺激する能力。


この2つであるといいます。

景気回復のたびに世界各国からの製品の輸入は膨れ上がり、輸出した国は喜ぶ。

しかし、貿易赤字は増大し、毎年毎年マイナスの新記録を打ち立てるのです。

この状態は、外の世界への政治的支配の結果として発生したとトッド氏は言います。

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保護主義とは、外の世界から護られてはいるが、内部での作動は自由主義的である経済方式のことを言いますが、まさしくアメリカは保護主義ですね。

しかし、アメリカは輸入品の代金を払うために、世界中から貨幣記号物を徴収するといいます。

これはこのトッド氏特有の言い回しですが、その貨幣記号物の徴収とは、駐留アメリカ軍部隊の住居と食料の供給、武器の販売であるといいます。

また、産油地の制圧です。

これによって赤字を埋めよう、補てんしようとしていますが、根本解決にはならないのです。

この著者は、アメリカが健全なる国家になることを切望しているのです。

先に、「アメリカが、人口が多く、識字化され、民主主義がいきわたった広大な世界を事実上支配するのは不可能である」というトッド氏の言葉を引用しましたが、そこで慢心してはいけないのです。

日本のメディアは真実を報道していないのですから、日本のマスコミもアメリカ寄りなのです。

アメリカに都合の悪いことは一切載せないのです。


アメリカ寄り、脱アメリカの両方の意見をくみ取って、吟味していく姿勢がこれからもいつまでも一般国民にとって必要ではないか、そんなことを考えてしまいました。

ロシアは、アメリカの軍事的全能を妨害する力を持った核軍備を有する唯一の国であるといいます。


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これまでのアメリカの愚行の数々を鑑みれば、やはり日本は脱アメリカにならなければならないのに、またロシアと友好的にならなければならないのに、ロシアに関する情報は誤ったものばかりです。


その誤りを正す視点を持てるようになれればなと思います。

●この本はこちらから!



帝国以後 〔アメリカ・システムの崩壊〕











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