田中和彦 『あなたが年収1000万円稼げない理由』

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 この本は、格差社会の現代の日本にて、年収1000万円を稼いでいる人間のリポート、分析である。  

 最初の章で、かつて日本では、誰でも同じ会社で長年働いていれば、いつかは必ず年収1000万円もらえるという時代があった、ということが書かれている。

 そこを読んで私は、「そんな時代があったのか」と驚いてしまった。

だが、そんな時代は終わり、いまや平均的なサラリーマンの年収は300万円かそれ以下である。

 なぜそうなってしまったのであろうか? 

 
 理由はいろいろ考えられる。

 中国韓国、ASEANなどの新興アジアの諸国の経済的台頭により日本が価格的な競争にさらされていること、

 90年代のバブル経済の崩壊、

 小泉政権時代のお金持ち優遇税制など
いろいろあるが、

 

  一番の理由は、

 日本人が買いたいものはほとんど手に入れてしまい、そのために消費が落ち込んでいるからだと言える。

 モノがあまっているのだ。

  人がモノを欲しがらない時代なのだ。

 

 そんなご時世、同じ時間働いても、モノを5個売れる人間と、10個売れる人間とどちらが、企業がおカネを払いたいと思うか、言わずもがなである

 
同じ時間働いて6件契約を取ってくる人間と、1件しか取ってこない人間とでも答えは同じである。 

 こういう仕事のできる人間を給料で重宝することによって、企業は生き残りをかけていくことになるのは自然の成り行きである。
 
 
仕事ができる人間を給料で優遇する成果主義になると、社員同士の足の引っ張り合い、上司へのゴマのすりあい、人の手柄の横取りになるという観点から、自由競争に対して経済アナリストの森永卓郎否定的であり、これまでの著作でそのことを絶えず書いていた。
 

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森永卓郎

例えばコチラ
  ↓

 日本経済「暗黙」の共謀者 (講談社プラスアルファ新書)



 確かに、そういう面は否定できないし、成績を上げるだけが社員の仕事ではないし、企業も社員の生活を保障するのを役目として負っているので、完全には自由競争にはならないだろうが、少なからず競争の面を強化しなくてはいけなくなるのは否定できないだろう。

 
モノが売れない時代だからである。

 キャリアを正当に評価し、高い業績を上げた人には、それに見合う給与を支払うのはあたりまえの時代になったのである! 

 
 では、今の時代に、どのような人が年収1000万円稼いでいるのだろうか?
 

 田中氏は、その組織の中で、オンリーワンの存在である人が1000万円を稼いでいる事を指摘している。

 この著で、広告会社で勤めるKさんを引き合いに出している。

 Kさんは、都内の外資系広告会社に勤めていたが、うだつがあがらず、帰郷し、地元福岡の広告会社に勤めた。

 そこで任された仕事は。インターネットでデータを収集し、それを綺麗にグラフ化し、プレゼンテーション資料をあっとうまに作ってみせた。

 そんなことは、外資系広告会社では当たり前のこと、ごくごく普通の仕事であった。

 しかし、地元の会社ではそういうことができる人間がいなかったために、その会社では大抜擢され、給与も大幅にアップし年収1000万円を稼いでいるという。

 また、別の例で、東京の病院で働く勤務医が、医師の少ない地域の医療施設に行くと、かなりの高給与で迎えられるという例を挙げている。
 

 要は、同じ職種、同じ業種でありながら、働く場所がかわっただけでオンリーワンの存在になり、その希少価値から人材としての市場性が一気に高まるという事である!

 

 オンリーワンの存在というのは、必ずしも絶対的な何かをもっていなくてはいけないのではなく、相対的な関係の中で、そういう存在になることが重要であるのだ。

 田中氏は、そういったオンリーワンの存在になるために、

「能力でも、性格でも、技術でも経験でも構わない、自分にとって武器になる何かを早く知り、その武器をいつでも使えるように、常に磨きをかけていなくてはならない」

 
と言う。
 

 また「わざわざ嫌いなことを無理矢理する必要もなければ、光の見えない状態で、機械的に何かを学習することもない。要は、自分で興味の持てる分野をさがして、それに向って頑張ればいい」とも言っている。

 今は、社内であらゆることに精通し、一応何でも一通りのことを並にこなせるジェネラリストが重宝される時代ではなく、人にはできない得意分野や楽しめる何かを持っているオンリーワンの時代になったということである。




 経済学者の森永卓郎は、あらゆる本のなかで、

 今の時代は国民の9割が年収300万円の時代になる。

 年収1000万円稼ぐには、上司にこびへつらい、同僚の足を引っぱり、土日祝日出勤や残業を厭わずに仕事に打ち込まなくてはならない。

 そうするよりも、年収1000万円を稼ぐのはきっぱり諦め、楽しめるものを見つけるほうが、楽しい生活を送ることができると言っている。

 その年収300万円の生活は、森永氏が、過去に子供が2人いて、ローンをかかえていても、十分可能だったことを例に出して説得している。
 

 例えばコチラ
    ↓
 「やめる」から始める人生経済学


 今の時代、楽しめることをもて、という立場は、田中氏も森永氏も一緒のようだ。

 しかし、年収1000万円稼ぐ人の分析についてはちょっと違いがある。

 
人は、自分が大方経験したり、見聞きしたことを中心にしてしまいがちなので仕方のないことだが……  

 田中氏は、そのオンリーワンの能力の商品化の仕方や、夢や目標を持ちその達成期限をもうけることの重要性、組織内での横並びで満足することへの警鐘、金銭への潔さ、変化を味方にしてチャンスをつくる重要性など第3章以下で展開している。
 

 私は、この本を読んで非常に楽しかったし、未来に明るい展望が開かれた。

 田中氏も言うに、楽しめるものを持てという意見に同調したい。

 カネになっても、好きでないことをするよりも、楽しめることを思う存分やった方が、人生楽しめるからだ。

 楽しめる何かが花開けば高収入を得られるし、例え花開かなくて低収入でも、今の日本で飢え死にすることはない。

 そこが日本社会のすばらしいところであると思うし、そんな社会に生まれて、感謝は尽きない。

 
 ●人生楽しむことをやるべきだ、というポリシーの人には是非とも読んでもらいたい本である!

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